いや〜、帰ってきた帰ってきた。山形の空気の旨いこと旨いこと。日本はいいね、やっぱり。大好きだわ。　今日は朝6時にたたき起こされて、目やにのついたままキムチ屋に連れて行かれた。起きて30分もたっていないのに次々とキムチを試食させられ、ひととおり食べ終えるとさぁ、どれを買うんだ？？といういつもの流れ。さすがにこのシステムにはウンザリなんだけど、「お土産は最終日に美味しいキムチを買おう」と決めていたので、ぼくとしてはある意味好都合。しかもここのキムチはなかなか美味しくて、店員曰く「韓国で一番 = 世界で一番美味しい店」らしい。　買い物がおわると休む間もなく空港へ。荷物を預け、搭乗券をもらい、やっと朝食の時間。 韓国では高級な「日本料理」を空港内のレストランで食べる。食後、なんだか無性にミカンが食べたくなった。7,8個一気に食べたいなぁ、と、何分間か考えていた。離陸の時間までこの４日間の日記を書くための情報を整理し、11時、韓国を発つ。やはり帰り際はなんとなく感傷的になり、ホテルの間取りや付近の地理を思い浮かべたりした。さらば大韓民国って。　飛行機ではもう眠くて眠くて、ただどこからかほのかに香るワキガ臭が不愉快でたまらなく、出国の際はワキガチェックもして欲しいものだと心の中で怒っていた。ワキガの子を持った親はきちんとその事実を子に告げ、手術してやる「責任」があるとおもう。本人が気づいてないってのが非常にたちが悪い。　

で、悪臭の中２時間ほどで日本に到着。みんな集まってガイドからの軽い挨拶があり、あっけなく解散。来たときと同じく大谷さんの車に乗せてもらって家に帰る。大谷さんは仕事が溜まってるらしく、これから会社にいくという。すげーな。うちに帰るとちょうどさっぽがトラと家からでてきたところだった。一緒にいえにはいって「疲れたそぶり」をみせるが「そーいうのは気のせいだ」と諭され「それもそーだ」と思ったらほんとに全然つかれてなかった。別に座ってただけだもんね、今日なんて。　めちゃめちゃ天気がいいので文翔館に散歩にいこうってことになり、出かける。途中派手に側溝に落ちてしまった車がいたんだけど、手の貸しようがなかったので通り過ぎた。文翔館の中にはいるのはぼくは初めてで、ほんとにここはヨーロッパ気分に浸れるなと思った。ひととおり中を見て回ってから外にでてベンチで気持ちよくなってると、うんとかわいい４歳くらいの女の子二人がお菓子の袋をもって隣のベンチにやってきた。あんまりぽちゃぽちゃかわいいもんで我慢できず話しかけると向こうも乗ってきた。のりに乗ってきた。ほんとに予想以上に乗ってきた。気づくと男の子二人もやってきて、合計４人のネタ合戦みたいになっていた。やつらの興奮はどこまでも止まることを知らず、人間そんな動きができるのかという特異な動きで、世界一楽しそうな顔をしていろんな技を披露してくれた。あまりにも盛り上がったもんだから、ついにお母さんたちがやってきて「すみませ〜ん。」と連れて行ってしまった。といってもすごく楽しい感じで別れたんだけどね。遠くに行ってもずーっとバイバイをしていて、うっかりちょっとずつ近づいてきてしまい、一応ここからはもう行ってはいけないみたいな自分ルールの線をはじめは守ってるんだけど、またちょっとずつ盛り上がってしまって結局戻ってきてしまって、というのを2,3回繰り返して、ようやくほんとに別れた。「おにーさんと、おねーさん、またきっと会えるといーね。名前忘れないでねー。」と最後はなんだか大げさな別れになってしまった。ぼくは終始楽しめたんだけど、大人であれ子供であれ動物であれ「集団の勢いが苦手」なさっぽは相当疲れてしまったみたいだった。

夜は、この溜まってしまった日記をどう消化しようかと悩んでたんだけど、パソコンが１時間も使用すると熱でフリーズしてしまってどうしようもないので、とにかく今日はあきらめた。あきらめて、二人で酒を呑んだ。自分用に買ってきたキムチを肴にキンキンに冷えた「初孫」を呑んだ。うまかったなぁ。　そうそう、最後に韓国の感想を総括。　韓国って国はとにかく「急いで」いた。すべてがとんでもなく「せっかち」だった。　　　

2002-09-18-WED