No.46 Dools

昨日一日安静にしてたのでだいぶ楽になってきた。3日間棒にふるわけには行かないぞとおもい、天気もいいことだし文翔館まで散歩することにした。もうすこしでチボー家の1巻を読み終えるので、1、2巻両方もっいく。重い。 ちょうどお昼頃だったので途中サンクスでサンドイッチと野菜ジュースを買う。こうやって本と食べ物を準備してお散歩するのは楽しい。本が読みたくなったときに「さて、どこにすわろかな?」と迷ったりするのもうんとたのしー。日差し直撃のあったかいとこに座りたいところだが、そうするとページの白が反射してまぶしい。ので木陰のベンチ(木を囲むようにドーナツ状になってる座面だけのベンチ)に座ること決めた。病み上がりってことで結構厚着してきたので日陰でもたいして寒くない。 今日読んだところはちょうど自分がいる状況と似たような場面で、すごく世界にはいれた。噴水や緑、ひとの楽しそうな声。自分がメーゾン・ラフィット(そういう場所がでてくる)にいるかのような気持ちになった。あー、気持ちいい。 しかし首が長いせいか本を2時間も読むととんでもなく肩がこってくる。あと十数ページで1巻が終わるからどうにかがんばろうと思ったんだけど、この本2段組で級数も小さいため、なかなか進まない。 ほんとに肩がびきびきしてきたので、仕方なく家に帰ることにした。 と、ひさしぶりに立ち上がったらやたらだるい。こりゃやばい感じだ、とにかく帰ろ。

おとといのJOYのときと同じ感じのだるさ(※ちなみに米沢では体がぐったりだるいことを「こわい」という)になってしまった。脂汗ながしてやっと家に到着、すぐに横になって休む。 あっという間に寝てしまったらしく、気づくと2時間経過してた。あたまがぼわぼわして体が痛い。いかにも風邪ひきの夕方らしい症状。それでも眠る前と比べたらだいぶ楽になったので、物置からストーブを出してきて、ねっとりしたほこりを拭き取る。今日中にこれだけはやっとこうと決めていたので、やっちまったら気分が良くなってきた。そこにタイミング良くさぽがバイトを終えて帰ってきた。 今日こそは「Dools」をみようと約束してたのですぐにでかける。家でだらだらしてるのも、映画見てるのも、体的には大して変わらないだろうと。 ソラリスは駐車場から映画館までの道のりがディズニーランドみたいでわくわくするからだいすきだ。自分がどっちの方角を向いていて、何階にいるのか全然分かんなくなる感じがいい。 ちょっと早く来すぎて40分ほど待たなくちゃいけなかったけど、ベンチでゆっくりできてぼくはかえってよかった。 6時40分からのスタートで、おわったのが9時ごろかな?。 いや、なかなかよかった。2人とも「バッファロー66」の空気を感じた。いっこいっこのエピソードが中途半端で、全体のちぐはぐしたつくりにマッチしてたといえばそういえるけど、エピソードそのものもバッファローレベルならもっと高いレベルで楽しめたとおもう。 小ネタや流れはすごいレベルなのに、3つのエピソードが変に媚びてる感じがした。その分かりやすい記号と全体のファインアート的構成に、良くないアンバランスを感じた。 逆に各エピソードからはみ出る場面はかなり良かった。エピソード同士が「交差」する場面の置き場所(時間的な)とかその方法とかがすごく「やばいセンス」のうえに成り立っている。こちらはすばらしいアンバランス。 たけしの美意識がいい意味で壊れてきて、自分好みの匂いを帯びてきた。HANABIでちらちら感じた良さが前面(全面)にでてきたと思う。ことごとく外してくるのだが、ただ奇異をてらった感じのいやらしさはなく、やっちゃえばやっちゃっただけ作品が純化してくみたいな域にきた。ついに! 最近こういう繊細なコントロールが出来る人が各分野に増えてきたとおもう。 それがどれだけ骨が折れるかわかるだけに、みていて強い圧力も感じる。 とにかくおもしろかった、Dools。 きっとバッファローを見直したくなる。 しかしこわい(※)な。

2002-10-14-SAT

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