No.49 にゃんにゃんにゃもにゃも

最近ミミが夜中にお布団にはいってくる。一度夜中に無理矢理抱っこして一緒にはいったら、その日から味をしめたらしくほとんど毎日はいってくるようになった。ミミはきっかけさえあれば相当な甘えっ子なのである。 それにしても最近のミミの「トラ化」はすごい。絶対トラでしかあり得ない「にゃんにゃんにゃもにゃも」をついにやりはじめたのだ。「にゃんにゃんにゃもにゃも」とは、特に具体的な要求もないくせにものすごく訴えるような態度で「にゃんにゃんにゃもにゃも」言い続けるトラの18番だ。ご飯をあげてもそっぽをむいて、抱っこしてももがいて逃げるくせに、またすぐににゃんにゃんにゃもにゃもはじめる。ミミもそれらしい時はあったんだけど、なき方が全然ちがう。ミミはそういうとき般若の赤ちゃんみたいなオソロカワイ顔で、高い声で長めになく。しかもかならずぼくらにむかって目をみてなく。 ところがトラのにゃんにゃんにゃもにゃもは、その名の如く、いつもと同じ調子でひたすらにゃんにゃんにゃもにゃもにゃんにゃんにゃもにゃもとあっちこっちで勝手にやり続けるのだ。自分でもなんの目的でやってるのか分からなくなるぐらい、ずーっとひたすらあたりかまわずなき続ける。 そのトラだけのにゃんにゃんにゃもにゃもを、ここんとこミミがやるのだ。 なんなんだほんとに!? フュージョン説は冗談ではなかったのか?? で、そのときのミミの顔をみてふたりは仰天! なんとミミの顔つき(特に目)が完全にトラのあのとろけたような、まるでダウン症の子みたいな独特のかわいいものになっているじゃないの。どんな時だってミミがこんな顔をしたことはない。ぼくがどうがんばっても「邦衛」が出来ないように、ミミは「トラ」を出来なかったはずである。 そうしてふたりは迷わず「トラ!」と呼んだ。そしたらなんの疑いもなくトラは「にゃあ!」だって。 もううれしくってたのしくってたまらないんだけど、トラの生前のずうずううしさからいってこのままミミの体を乗っ取りかねないと心配になったぼくは、とりあえずひっこみなさいといっといた。ここで調子に乗らせたら間違いなくミミのことなど考えずトラが完全支配をするに決まってる。 バランス良く共存してくれるとうれしいけど・・  (注 タマシイとかムゲンとかタジュウジンカクなどなどを理性が受け付けない人は、キチガイの戯れ言として読んでください)

2002-10-17-THU

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