No.72 超巨大蒲焼きさん太郎

酒はぬけてた!よし。存分にあそべるぞ。 昨日のままちらかった部屋を片付けて、その隙にさぽは洗いもの。今日はお昼にばんこう花でチキンカレーを食べると決めてたので、散歩もかねて歩いていく。家からばんこう花までの道のりはお寺がいっぱいある寺町をとおるので、すごく町並みオーラがきもちいい。もうそろそろ着くというときに、ちらちら雪が降ってきた。天気予報どおりだ。 店に入るとうんとあったかい。さぁて初のチキンカレーをたのむ。このメニューは平日のお昼にしか食べれないので今までずっと食べたくても食べれなかった。 ポークカレーと違ってルーが別皿に運ばれてきた。チキンは骨付きのが2本。 うまい! あっさりした味なんだけどすごく品のある風味があって肉もうんと柔らかくて、とにかくすばらしい。ただポークカレーとはまるで違う味設計なので、好みが別れるとおもう。ぼくもいつもくいたいのはやっぱりポークのほうかも。 しかしやっとプチ夢がかなったよ。

店をでると雪がもろもろ降っていて、その雪が水っぽいぼた雪だもんだからひじょーにタチが悪く、近くのコンビニで小降りになるのを待ってから帰った。 ほんとは今日は歩いて街を散策する予定だったのに、これじゃ楽しめない。仕方ないので車を使う。 なんか二人して「デパート」を味わいたい(こないだから大きな建物とかカオス欲求が強い)ということで、南ジャスコになんの目的も無く向かう。これでは田舎のヤンキーカップルだ。休日にあてもなくジャスコって。。 ところがそのジャスコが期待以上に実におもしろかった。何度か行ったことはあるんだけど、立体駐車場から入ったのは今回が初めてで、普段つかわないエスカレーターで降りていったら全然見たこともない売り場にでた。衝撃的だったのがおもちゃ屋の存在。一階にトイザラスが入っているから当然もうおもちゃ屋なんか無いと思ってたのに、なんと二階にオリジナルのおもちゃ屋があったのだ。なんだかうれしくなっちゃってしばらくおもちゃ屋で遊んでた。 その周辺の店はどれもはじめてみる店ばかりで、今までは実は半分も見て無かったことに今日ようやく気付いた。広いんだね、思いのほか。 あほな子供のようにそこら中巡っていたら、ベビー用品売り場で衝撃的にかわいいクマの耳付きニット帽を発見し、まよわず購入。すっげかわいいの。利光とじゅんこの子供に買ったのだけど、正直自分の分も買おうかと本気で思ったほど。 

ぷらぷら歩いているとアメリカ屋があったので冗談半分で入ってみる。ビーフィーの紺色がインナーにいいなーなんてみてたら近くにgoodwearのロンT発見! かなりかわいいのだが、明らかにロゴがおかしい(長体かかっていてWが大文字)上、つくりも全然違う。値段も妙に安い。一見どうみてもパチモンなんだけど、以前2ちゃんでTシャツ板にいりびたってたころこれの話題がでてたのを思い出す。どうもパチというわけではないらしいのだ。詳しいことは忘れたが、パチモンぽい良質なものがあるという情報だけうっすら覚えていたので、一着買ってみることにした。これがちゃんと使えるとすると、他の色も相当これから活躍する。セントジェームスの無地的使い方が3000円で出来てしまうのだ。  で、で、駄菓子やでお菓子を買い、アイスたべたべちっと休憩。休憩してたらとなりのナムコランドが全ゲーム半額という文字が目に入ったので、お特感でなんとなくいってみる。 UFOキャッチャーみたいなので、タイミングよくボタンを押すと上から棒が回転しながら降りてきて、それが景品のひっかかってる棒を押すことでフックが傾いて景品が獲れるみたいなやつがあったのでやってみる。狙う景品は「超巨大蒲焼きさん太郎」! そのふざけた大きさに心奪われ、ルールもよくわかってないまま挑戦。 するとどうだ! なんと一発ゲット!!! 全然とれる気がしなかった上に、その景品のあまりの強烈さでふたりは狂喜乱舞。調子に乗って続いて超巨大キャベツっこを狙うがこんどは外す。 意外にむずかしかったのでそこで潔くやめた。「超巨大蒲焼きさん太郎」ゲットの喜びを薄くしたくないもん。 さて次は本屋へ。はいって早々お目当ての「弥次喜多inDEEP7」を発見。いい本屋じゃないの。最近でた(これもしりあがりの)初期作品の文庫も一冊買う。懐かしの「おらぁロココだ」。 美術系の本売り場にいったら面白い本いっぱい発見しちゃってしばらくそこで遊んでた。顔の書き方とか道具の本とか、飽きないわここ。 いやぁ、デパートっつーかこういう大型店ってなんか楽しいな、やっぱり。興味の対象こそかわってるけど子供のときのわくわくが蘇るね。

さて夜は一度家に戻り御飯を急いで食べてフォーラムに映画を見に行く。「ザ・ロイヤル・テネンバウム」。かなり「微妙な笑い」で相当面白かったのだが、最初の30分くらい、劇場のどこかから一定のリズムで「ぶいーん、ぶうん」という重低音がずーっと聞こえてきて、もう気になって気になって具合が悪くなってきて映画どころじゃなかった。もう少しでたえきれなくなってしょうがないけどひとり出ようと決心していたら、それから間もなくして消えたので助かった。なんだったんだろう?ガラスを金属でひっかく拷問並に辛かった。ひたすら雫を落とす刑とか。あの類いの刑はぼくはたまらないな。舌かんで死ぬわきっと。 いや、今日はひっきりなしに動いてたわりに全然疲れなかった。ずっと楽しかったからだな。

2002-11-09-SAT

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