No.74 困ったらY敷いとけ、えい。

大学の広報誌のデザインってのがきた。よく正確がつかめない。気品があるようにってんだけど情報満載でスペースがとりずらい。 どのノリなんだ?? んん、方向が固まらないので焦ってきた。久々に胃にきてる。 んん。 いまいち釈然としないままお昼になってしまった。 こういうときの休み時間って休めないんだよなー。 納得行かない状態で保留ってのがすごくつらくてどうしても手を付けてしまう。ここでなんとか形になればいいんだが、休み時間潰しても進展が無かったとなるとその午後はもう最悪。 なにがなんだか分かんなくなって、そもそもの土台からひっくり返したくなる。 それがすんなりうまくいくとも限らないなんてことも経験上ちらりと考えてしまうもんだから、かくして地獄のグルグルループにハマる。 でも今日はなんとか昼休みで形になった。 白ベースであっさり組んでてシンプルというよりなんだか寒々しいなというときは、たいていベースにうすくYをしいてやると落ち着く。もちろん材質でも同じ。 ふしぎなもんだ。 レイアウトそのものは何も変化ないのに。 そのものがデザイン的に良くなったというよりは、捉える人間の側がベースに色があるモノにある種の「性格付け」を普段から構築していて、そのバイアスによってもともとあったしまりない要素までもがその「見方」に引っ張られて成り立つ、という感じだとぼくは思っている。 こういうのはもっといろいろある。かなり感覚的なモノなので共有できない人もいるだろうけど、なんにも言わずに選ばせたらおそらく大半のひとがその「性格付け」を利用した小賢しい方を選ぶと思う。 小賢しいなどと否定的なニュアンスでいってしまうのは、どこかで白で作り始めたなら白で非の打ち所のない安定した空気感を作り上げるべきだ、という状況を無視した厳しい心が働くからだと思う。 この心に従うのがいいのかわるいのかは、ビジネス前提だと実にむずかしいモンダイ。

2002-11-11-MON

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