No.91 夢のデパートゲーム

任天堂の人気シリーズである「ゼルダの伝説」の最新作が、いよいよ来月発売される。 今回は前作とがらりと雰囲気を変え、まるで昔の東映系のアニメーションをそのまんま自分で動かしてるかのような、かなり小気味よくデフォルメされたキャラ、そしてぱっきりとしたトゥーンシェイドレンダリング(3Dを2Dのような見え方にして書き出す技術)が気持ちいい。「さわれるアニメーション」なんてうまいこといってるのは「ほぼ日」で、ここの体験レポ がまたぼくをくすぐるのだ。 まともな好奇心もってる人なら、ゼルダに思い入れなくてもこれをみれば多少なりとも心揺れるはず。 もうね、リンク(主人公ね)をただ動かしてるだけで強〜烈に気持ちいいのだそうだ。 その感覚、ぼくは今年出た「マリオサンシャイン」ですでに味わっており、本編を遊ぶよりも好き勝手に海を泳いだり、ブランコをこいだりしてる方が楽しいぐらいだった。 なんという「箱庭感」!!!! あの感動がまた別の質感で、同等かそれ以上のクオリティーで味わえるのだから、こりゃ期待せずにはいられない。

ぼくがゲームに求める最大の要素が、「完璧な箱庭感」である。 そしてぼくが小さい頃から夢見る、究極最高の理想のゲームは「デパート」の完全再現がなされた箱庭ゲーム。 全ての商品がしっかり存在し、買ったらもちろん使うことができて(例えばラジコンをオモチャ売り場で買ってその場で開けてデパートのフロアを走らせることができる!とか)全てのキャラクター(店員や買い物客)は目的を持ってそれぞれ意味のある行動をしていて、ぼくの接し方次第で無限の展開がシミュレートされていく。 プレイヤーには目的はなく、ただひたすらデパートという舞台で考えつく限りの行動を試して楽しむ。 うわぁ、うわぁ、ちっと考えただけでとんでもなくうきうきそわそわしてきたぁ。 なんで「デパート」なのかわかんないけど、わざわざゲームの中で「デパート」が再現されてるということにわけが分からないくらいときめく。 コントローラーで操作してエスカレータにのるんだよ!!! 野菜でとなりのおばちゃん殴ったりできるんだよ! Bボタンとかで!! オモチャ売り場でルービックキューブ万引きしてこっそり便所の個室でがちゃがちゃしたりできるんだよ!! うわぁ、うわぁ、なんでこんなに盛り上がるんだろ??  この感覚を同じぐらい興奮して分かってくれたのが、前にもちらっとでてきた「龍ちゃん」という友達。 こういう微妙な「ツボ」がすごく似てたんだよなー。 遊びたいなー。 生きてるのかなー?  大学2年生のときに、この夢の「デパートゲーム」の話をぼくがしはじめたとたんに龍ちゃんは、「それですよ!!!!」とものすごく「倍音」を含む声で叫んだのだ。「ぼくがもとめてるのはまさしくそれ!!」と、聞けば聞くほどその理想とする方向性にズレがないことを確認しあったふたりはその晩大いに盛り上がった。 いやー、なつかしいなー。 出ないかなー、デパートゲーム。

2002-11-28-THU

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