No.94 チロに会った。

空こそぼんやり気だが、キラキラとしたなんともいい天気。 こんな日にお散歩しないでなにしよう。ってんで昼過ぎにひさしぶりにふたりで歩いてでかける。 さぽが2、3日前から気にしている「チロ」をみに七日町の雑貨屋へ。 「チロ」は独特の作り、フォルムの手作りの猫のぬいぐるみ(日本製)。 胴から顔にかけてくびれがなく、おそらくそれがなんとも絶妙ないなたさを「カモチダシテ」いる。 顔の方を下に向けてから逆さにすると、「べ〜〜〜〜〜」とひつじのように鳴く。 こりゃ〜気になるわ。すごい出来だもの。 さぽはチロがうんと欲しいのだが、はたして家にチロがきたとき、チロの居場所がしっかり確保できるのかが不安で買うに買えないでいる。 なにせチロはミミにそっくりだもんだから、いったいどういう位置づけで接していいのか?とか、定位置をどこにするか?など、非常に難しいのだ。 安易に買ってしまって、結局ないがしろにしてしまうかもしれないのがものすごく恐ろしいのだ。 だったらこのあったかい店でみんなにかわいがられてた方がどんなにかいいだろうと。 しかしこりゃ見入ってしまうよ。 なんだろうか、この存在感は・・・

とりあえず金もなく、チロは選択の余地もなく保留。 さ、次はさぽの食べたがってた饅頭やへ。 がしかし残念、お休みだった。 ほかに目的もなくきたので、どうしようかなんていいながらもどんどん歩く。 ぼくの散歩の仕方は、とにかくなるたけ知らない方へ進む。で、気になる細い路地なんか見つけたら迷わずそこに入る。 そのくり返し。 これがとんっでもなく楽しい。 しょっちゅう通る道に囲まれたあるブロックの内側が、実は全くの盲点だったりして、一歩中にはいるとまるで別世界ってことがよくあって、それこそがこのお散歩の究極の醍醐味なのだ。 今日の散歩は収穫がすごくて、ずーっとそんなのが続いたもんだからぼくはよだれもので興奮しっぱなし。 トラと雰囲気の似たかわいいアホ猫に会い、別れ、しばらく全然知らない道を歩いて、一体ここはどこなんだ?なんていいながら丁字路に出ると、急にいつも通る見慣れた道に出た。 ここは「ばんこうか」のある通り。 ということはその先に「コウシロウ」があるじゃない。 すっかり忘れてたが、実は「コウシロウ」でお菓子を買うって目的もあったのだった。 なんと運がいいこと。 適当に歩いた先に偶然目的地。 先週の小次郎といいなんだろ? 「道の神様」に好かれただろうか? で、「コウシロウ」へ。 

目的は「アルハンブラ」! って見つけるまで名前忘れてたんだけども、これがうまい! 茶色いスポンジケーキでうす茶色の生チョコを挟んであるお菓子で、一個120円。 見た感じが地味なので、前情報なかったらぼくは絶対買わないようなお菓子なんだけど、実はめちゃめちゃうまいのだ! ここの社長でパティシェの沼澤コウシロウ氏は、松木さん(会社で隣りの席の良きキティ)の叔父さんだそうで、「アルハンブラ」も松木さんが一度買ってきてくれたのが美味しくて買いにきたのだ。 さてさっきもいったようにスポンジケーキで生チョコを挟んであるんだけど、ぼくにはスポンジケーキの割合がちょっと多いように感じられて、今度食べるときは先に片側のスポンジを食べてしまってから味わおうと決めていた。 絶対このほうが分量的にぴったりなのだ、ぼく的には。 で、アルハンブラふたつと、焼きチーズ、スイートポテト、マロンのなんとかなど買って家に帰る。 

ついたら早速お茶。 買ってきたお菓子はどれもこれもうまい! 中でもアルハンブラがやっぱり一番うまい! 見当通り、スポンジ一枚にしてから食ったほうが断然うまかった。 お土産なんかで買ってったときは絶対この食べ方をすすめるなぁ。 ほんとに美味しいので買える環境の人はぜひ一度食べてみて欲しいです。 山大の近くの「コウシロウ」の「アルハンブラ」ね。 スポンジは一枚にしてね。

2002-12-01-SUN

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