No.108 カズがきた!

連休2日目。 今日はなんとカズ(大学の友達で現在東京の映像系の会社に勤務)が家にきた。 今日の夜、ユキエの家にお泊まりにいくので、日中はうちに遊びにきてくれた。 かわいそうに今日休みを取るために昨日は徹夜らしく、そのまま会社から電車→新幹線で山形にきたのだ。 なんというハードスケジュール。 しかも明日も休みではないらしく、午前中また新幹線で東京まで帰り、午後から仕事なのだそうだ。 ひ〜〜〜。 無理だ。 ほんとに忙しい会社で、3日徹夜の日なんかもあったらしく、さすがにその時は今までにない危ない感覚を頭の中に感じたらしい。 ちょっとした苦行だよな、そこまでいくと。 悟るって。

駅に迎えに行き、帰りにコンビニで軽く朝ご飯をかって帰る。 車中カズは、ひさびさの山形、ひさびさの休みってことで、もちろん疲れてはいるんだろうけどすごく楽しそうで良かった。 ほんとは家で寝てけばいいと思ってたんだけど(カズもそうおもってたらしい)、家につくと話にもりあがり、結局は一睡もしなかった。 職場の話中心にしばらく3人でおはなしして、お昼くらいにカズがお風呂にはいったので(仕事から直接きたので)、 せっかく温めたからさぽ、しげぽと続いてはいり、ちょっとした温泉の休日のようなポカポカまったりとした午後をすごした。  ちっと小腹がすいてきたので、「道(喫茶店)」にいって食事をとる。 3時近かったので食べ物があるか不安だったんだけど、ここはランチ以降は時間でなく食材が切れるまでだすそうなので全然平気だった。 ぼくはカレードリア、さぽはカフェ丼(オサレ野菜鶏丼みたいな)、カズはゴルゴンゾーラのカルボナーラをたのんだ。 どれもなかなか美味しく、これからもっと「道」を活用してこうとおもった。 で、そのままカズを駅に送り、ばいばい。 こんどは温泉にでもゆっくりいきたいねー。

さてその足で生活用品補充のためヨークに買い物に。 めったにいかないのだが、めったにいかないからこそ今日は妙にそこに行きたくなった。 店内は完全に年末ムードで、ぼくらそろってこの雰囲気が大好きなので、もうめろめろ。 まんま「かどわかされて」の世界である。 店員はみんなサンタクロースの姿でうんとかわいい。 ながれるボサノヴァ風クリスマスソング、なんとなく浮かれた客、その時期特有の商品の匂い、ほかにも目にみえない何かしらの力が渦巻き、それらが渾然一体となって強烈な「年末」感が生まれる。 ほんと最高。  さてヨークの中にある遠藤書店は、店長のキャラでちょっとファッションかぶれ的な要素があり、フリぺがいっぱい集まってたり、デザイン系の雑誌が充実(バックナンバーとかもちょっとだけある)してたりと、なかなか使える。 そこでしばらく立ち読みし、「キーチ」という大好きな漫画の新刊をみつけ即買いし、フリぺをごっそり持って店をでた。 外はもうすっかり暗く、空はすごく深みのあるいい「群青」で、さぽに「丁寧に生きてないやつはこれを黒というからものすごくむかつく」などと愚痴をこぼしながら帰った。

さ、今日はもうご飯も食べたし、お風呂にも入ったから(どちらも変な時間だけど)なんの気兼ねもなく残りの時間、寝るまで自由だ。 ぼくは本来これこそが最高の幸せだと感じる。 楽しい予定だろうが、つらい予定だろうが、未来にやらなければいけない「予定」があることに、多分ひとより強くストレスを感じるのだ。 なんでこうなっちゃったかは分かんないけど、そうだから仕方ない。 なので行き当たりばったりのイベントとか、急に勢いで旅行にいったりするのが最高に好きだ。 でもそれでは社会生活がなりたたないもんだから、実際は予定にしばられて生活している。 そりゃそうだ。 だからたまにこういう風に「今日は今から寝るまで、何にも誰にも未来をしばられることなく過ごしていいんだ!」っていう開放感を感じると、たまらなくうれしい。  江川卓なんかは2年も先の旅行の予定まで決まってる(もちろん好きこのんで)というから、人によって感じ方ってこんなに違うんだなーとびっくりさせられる。 予定がないと不安だ、とか、人の輪にはいってないと不安だという気持ちは、ぼくは多分一生理解できない。 ひとりきりの自由な時間こそ最高の贅沢だと思うもんなー。 これはひきこもりか? 

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