No.115 けっか、ちぐはぐ

前々から気になってたけどなんとなくきっかけがなくて読んでなかった手塚治虫の「アドルフに告ぐ」の文庫本を、昨日の夜まとめて買ってきた。 一次大戦が終わり、戦間期のドイツのところを勉強してたところなので、このタイミングで読むのが一番おもしろいはずだと確信して買ってきた。 物語はヒトラーが首相と大統領を兼任しはじめ「総統」とよばれるようになって数年後の、ドイツ全盛期ともいえる1930年代後半から始まる。 ぼくは恥ずかしながら第2次世界大戦の原因をほとんど知らなかったので、ひとつひとつの出来事(史実をベースにした話なので)にいちいち驚いてしまう。 ドイツがポーランド以西のヨーロッパを一時的に征服したなんてことをいまのいままで全然知らなかった。 反共のドイツと、共産主義を国是(こくぜ)とするソ連が、表面的・一時的とはいえ不可侵条約を結んだなんてこともはじめて知った。しかも直後の裏切り・・・  最近世界を見る目が大きく変わってきている。 いったいいままで何を見てきたんだか、ぼくは・・・   

「アドルフに告ぐ」は、ヒトラーの出生の秘密にまつわる文書(歴史がひっくりかえるほど重要な文書)を巡って、ドイツ人、日本人、ユダヤ人の様々なひとたちが関わっていくお話。 もちろん史実をベースにしてるから、第2次世界大戦のまっただなかである。参考にしている個人の歴史サイトと照らし合わせながら見ると、100倍理解が深まる。 さぽも続いて読み始め、質問したりされたりするので、これまた理解が深まる。 そのことについて人と話すってのは最良の勉強方法だと思っている。 大学生活というのはそれが贅沢に出来るというだけでもものすごく価値ある期間だったとおもう。 あんなにいろんな人と真剣にいろんなことについて語り合えるのって大学のときぐらいだもんなー。 とにかく時間があった。

ところでさぽがこないだから彫ってた年賀状がついに完成!! 苦しんで生み出しただけあってかなりかわいい! ただいまここで絵柄をかいてしまってはなんかいけないだろうなとおもったので、こんな小さい日記のイラストながらもハテナにしといた。 どう発表すりゃいいだろ? むずかしいな・・  ほんとは今日(現実の今日=12/23)はめちゃくちゃいそがしかったので、かなりさらっとかこうと思ってたんだけど、アドルフにふれたらついついいつものように書いてしまった・・・ しかもさらっとした内容にあわせて先に絵を描いてたもんだから、とんでもなくやっつけみたいな絵にしてしまい、文章とギャップが・・・ なにをやってんだ、ぼくときたら。 まるでちぐはぐ。

2002-12-22-SUN/p>

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