No.126 さぽの家

朝からゆうやと炭酸風呂にはいり、またも1時間近くの長湯。 ほかのみんなは大浴場。さぽにいたっては一度も炭酸にははいらなかったようだ。 途中たかしもはいってきて3人しっぽり。 一度は大浴場も見ておこうと、帰りにちらっとよってみる。 これはこれでぐっとくるものが多い。 でかい脱衣所の雰囲気、匂いにすっかりやられる。 部屋にもどると9時をまわっており、みんな待ちくたびれていた。 これでも泣く泣く出てきたんだけど・・  朝ごはんの部屋にいくと、当然ほかの人たち(ぼくらを含め4組宿泊してた)はとっくに食べ終わった後で、ぼくら(特にぼくとゆうや)のせいで片付かなかったなと反省。 ドラゴンボールの特番を見ながらごはんを食べ、部屋にもどる。 悟空とベジータがフュージョンするらしく、どうなるのか気になるので身支度しながらテレビに釘付け。 結局フュージョン後の「ゴジータ」はたいしたことはなく、ほとんど悟空じゃんってな変化で期待外れ。 最初に失敗した「べくう」のほうがくだらない分面白かった。  で、お会計。あれだけ美味しい料理と素敵なお風呂を堪能し、ビール飲み放題でなんとひとり「1万円」! 安すぎる。 しかも雪の無い時にくれば「8000円」なのだそうだ。 もうぼくはすっかり美好荘大好きになってしまった。 ぜひ今年の夏にまた来よう。 今度はいつきてもたかしがいるし。 

一隆の車は途中で長井方面に牧ちゃんを送りにいったのでそこでバイバイ。 ゆうや班は悦代を途中でおろしバイバイ、で、ぼくらも家におろしてもらってゆうやとバイバイ。 家に帰ると母ダウン。どうも調子が悪いらしい。 父も昨日から体が痛いといっていて、年始からわがやはグロッキーである。 茶の間ですこしおしゃべりして、おそくならないように1時すぎたころに福島に出発。 天気はだんだん良くなってきてて、これなら栗子越えも安心。 ぼくの家から13号線にのるには一度北側に戻る感じになってしまい、ぼくはそれが面白く無いのでなるべく無駄なくのれる場所はないかと東南の方に向かい、なんとなくで道を選んで13号を探すのだが、結局いつも知らぬ間に北の方に戻されていて、最初南にいったぶん余計無駄なことになってしまう。 くやしい。 地図を見たら負けだという変なルールまでついてしまっている。 ばかだ。

栗子はなかなかつるつるで、こういう時つくづくマニュアル車で良かったと感じる。 平気でブレーキ踏みまくってる前の車が、終始とても心配だった。 1時間30ほどで保原(ほばら:さぽの実家)に到着。まず滝沢(さぽの地元ともだち。ぼくもともだち)のいる「セブンイレブン」に寄る。 滝沢は休みだったんだけど、偶然向いのお店で食事してたらしく、山形ナンバーのヴィッツを発見してもしや!ときてくれた。 友達と出かけるところだったようなので、ちっと話してバイバイする。 ところで滝沢のセブンにはなんとさぽの大好きな「ごまかりんとう」がおいてあり、さぽは迷わずそれを購入。滝沢を「あんたはえらい」とほめちぎっていた。 COOPによくおいてあったんだけど最近見かけなくなっていたのだ。 さぽの実家に到着。 家には最初じいちゃんしかいないようだったが、2階にひろみつがいて高校サッカーを見ていた。なんと福島東という、ひろみつの友達がいっぱいいる近しいチームが1回戦を勝ち抜き、2回戦で強剛「武南」と戦っているのだ。 1階にもどり、じいちゃんとさぽと3人でお菓子をむさぼりながらサッカーに夢中になっていると、つぎつぎとさぽ家の人々が登場。 ちょうど試合がおわるころ全員集合し、「八百地(しのびーの実家)」に行く準備が整った。 試合はなんと福島東の勝利!! まともなシュートによる1点!! すごい!! ベスト16入りである。 ひろみつなんかもちろん相当興奮。 ぼくまで興奮。 この高校は文武両道らしいからなおさら好感がもてる。 皆顔つきが凛々しいもん。  さてさて浮かれた気分で八百地。 いつものようにまずはタチバナ家本家のしのびーからしたら「叔父」にあたるふみじいちゃんのとこに挨拶。 ふみじいちゃんは満で88なんだけど、気持ちがうんと若いすごくかわいいじいちゃん。 軽くお酒をいただき、ふみじいちゃんと握手をして続いて本家の向かいにあるしのびーの実家へ。 向かいなんだけど交通量が多い道路なのでなかなか渡れない。 しのびーの実家には八百地のばあちゃん(しのびーの母)はじめ、その「子」にあたる大勢の兄妹が集合していた。 しのびーの兄妹はなんともにぎやかなふざけた方たちが揃っており毎度圧倒されてしまうのだが、笑いの質がしっかりと高く、つっこみどころも適格で心地いいもんだから、その回転の速さになるほど末っ子しのび−のこのキャラが培われた土壌に違い無いと感心してしまう。 次々とおいしいつまみでもてなされ、お酒もおもいがけず進み、ちょっと挨拶のつもりがすっかり根をはって飲みたいような気分になってしまった。 ホヤを焼いたのがとんでもなく美味しく、「これぞ酒のつまみ」という味が未だ忘れられない。 さっそくうちでもやってみないと。  1時間ほどおしゃべりして、酒をいただき、ふみおばちゃん(しのびーブラザーズの長女)の襟巻きで遊び、最後にばあちゃんと握手して、さぽの家に帰る。

さぽの家に帰り、すぐにお風呂をいただく。 ここの家のお風呂にはいるのは初。 みんなが通る廊下から、上半分素ガラスで丸見えのこの特殊な環境のお風呂はなかなか気持ちがいい。 さぽの家全体にいえるのだが、ぼくの母の実家「川西町小松」の「片倉家」にすごく似ているのだ。 家の年齢、周りの環境、土間、猫、いろんな要素が似ているせいで、匂いとか空気の感じがそっくりなのだ。 ぼくは「小松」の雰囲気が死ぬほど好きだったので、小松のじいちゃんばあちゃん亡き今、ここでこうしてまたあの感覚を味わえることが最高に幸せなのだ。 風呂の感じまでどことなく似ていたので胸いっぱいになってしまった。 ぼくのなかの「田舎」の原風景である「小松」が追体験できるアミューズメントパークのようなのだ、この家は。 「福島コマツーランド」。

夕食はなんと偶然にも「すき焼き」。 ふつか連ちゃんとなってしまったが、めくるめくもてなしの料理の数々によって、この24時間で肉以外の一通りの料理を体験し、完全に「食サイクル」が一周してリセットされたもんだから、「ちょうど食べたかった」くらいの気持ちで美味しく食べれて自分でもびっくりした。 さんざん酒を飲んできた後だってのに(しかも昨日にこりずすぐに風呂であったまって体中アルコールいきわたってるのに)、ビールもすごく美味しく飲めてこれもびっくり。 連日飲み続けるとみるみる酒に強くなっていくのが目に見えてわかる。 昔やってたスポーツの勘をどんどん取り戻すがごとく、一度のぼりつめたレベルまではすぐに戻るような感じ。  ただ悪酔いこそしなかったが、さすがに体は疲れてるらしく、またも知らない間に眠っていた。 こたつで寝てたらちっと鼻と喉がおかしくなってしまったので、これは危険とすぐにお布団のある部屋に移動。 もともとのひろみつの部屋。 みんなでひろみつととしみつのちっちゃい時の写真をみて楽しみ、その後寝付きの「稲中」をみながら、いつのまにかおやすみなさい。 ひさしぶりに電気毛布使用。 あったかい・・

2003-01-02-THU

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