No.150 山形にひかれる「血」??

今日は朝が実に気持ちよかったなー。 さぽとひろみつが先におきて居間で活動しはじめて、で、ぼくは寝てるフリしてずっと布団でチボー家を読みふけって。 寝てるものと思われて、その実おきてて何かしてるという状況がなんとも心地よかったなぁ。 物語ではアントワーヌが次々にいろんな人を診察していく1日を追った「診察」という章で、ここでも1巻の登場人物が関係してくるのだが、なにせ登場人物が多く、読むのにも時間がかかってるもんだから、誰が誰だか思い出して背景をふまえて楽しむことのむずかしいこと。 でもこの、次々と場面が変わって患者が変わって感情が移っていく感覚は実に小気味よく、章の始めにアントワーヌが今日の予定をみる場面があるのだが、ことあるごとにそこの描写を目次がわりにしては「あと何人いるからまだ安心」と、読んではもどって、読んではもどってというおかしな読み方をしていた。 おかげでここいらへんの理解は他と比べ随分深まったとおもう。 あとの伏線になっていたらそこは悩まず十分に楽しめる自信がある。 

今日は4月から芸工大生として山形に住むひろみつのアパートを見に行く予定で、どこにしようかという見当は前々からつけてあった。 当時、かなりの率で友達が住んでいた「東青田ハイツ(!)」というアパートである。 ここは冬の結露こそひどいが、30000円台で場所も良く(スーパー、TUTAYA、徒歩1分。学校まで自転車で5分くらい)、駐車場も込みな上、水道代まで含まれている、非常に好条件な極上物件なのである。 しかも最近大がかりな補修をしたらしく、今までのいろんな不便が解消されたとのこと。 ちなみに造りも実に「いなたい」良い感じ。 最初うわさで40000円台に値上がりした上、水道代別になったと聞いて「あちゃ〜」とあきらめかけたのだが(予算は30000円台)、不動産屋に問い合わせたところそんなことはなく、考えていた条件そのままだったので、もう電話で即決。 見なくていいのかといわれるが「大体知ってるからいい」とさぽ。 いいきめっぷりだ。 ひろみつもさぽにすっかりまかせてて、ここにこの姉弟の強い信頼関係を見る。 (まぁ、ぼくもきっとめんどくさくて任せるだろうな・・)  で、不動産屋が休みだもんで残念ながら中までは見れないが、位置と外観だけでも見ようと出かける。 

リアリティーをもって見てもらおうと芸工大からの帰路をトレースしようとしたが、なんか随分道が変わっててわけがわからん。 田んぼの中に走っていたはずのグネグネ下り坂がいつの間にか整然とした住宅地を通る道路に変わっていて、丁字路や十字路につきあたり、知らぬ間にあり得ないところに出たりしてせっかくのシミュが台無し。 というより思いでのこの道がこんなありさまになったことが残念でならない。 自転車でノンブレーキで下る遊びとか、帰り道に蛍がついてきたこととか、朝ののぼりが年々しんどくなってったこととか、途中でうんこをもらしちゃったこととか、そういう素敵な思い出がたくさんあった道なのに・・・  もう田んぼすらほとんどないんでやんの。 これじゃなにが「青田」かと・・・ まぁそんなこといったら芸工大がある場所だってぼくがちっちゃいときは一面田んぼだったんだけどもさ。  気をとりなおしておそらく最短であろう道を下り、いざ「東青田ハイツ」へ。 外から建物をさらりと眺め、ひろみつもははぁと満足し、あとは特にやることもないので帰る。 ちょっと買い物があったので北のジャスコにいき、ついつい無印で安物セーターを購入。 さすがにうわっぱりはきついが、こういうカットソー系のさらりとしたものだったら全然つかえるね、最近の無印は。いい買い物。 で、ボディーショップでマンゴーのボディーソープを買い、一番の目的だったミミの缶詰は当然買い忘れ、3にん腹が減ったと「国味(定食屋)」へ。 それぞれ「焼き肉定食」「唐揚げ定食」「とんかつ定食」とこってり系を頼み、ぺろりとたいらげ、待ってるひとがいたので早々に立ち去る。 まってるときに見た往年のエロ漫画「みんなあげちゃう」がものすごく面白かったなぁ。  で、家に帰り新幹線の時間を調べ、それに合わせてひろみつを送る。 次くるのはもう引っ越しの時かな?  これでさぽの姉弟はなんと全員山形に住むことになる。 これってかなり特殊な状況でしょ? 姉弟が別の土地に偶然そろってしまうだなんて・・ さぽのお父さんのこういちさんも大学の時山形にいたんだよなー。 山形にひかれる「血」なのかしら?  かくゆうぼくもすっかり「山形だいすき」ちゃん。

2003-01-26-SUN

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