No.199 ミミと晩酌

結局なんだ、宇宙生命体としてザコくさいエゴエゴ資本家の存在が資本主義を気持ちの悪いモノにしてるってこと?? といってもそれは自然の摂理なんだからそもそも資本主義ってシステムは「地球人」にとっては未熟なシステムってことか?? かといって社会主義は数十年間、天才の独裁による、慣れない我慢の時を国民一丸となってがんばって、うまいこと世代交換できれば成功するけど、そんな夢みたいな事できるわけもなく、無理すると独裁による恐怖政治におちいる罠という感じなんだろうか?? どうしたってエゴエゴ資本家的な(ちっぽけな個人利益を最優先する)存在がいつもいるってことなのか?? つーかその少数の狡猾な資本家なんかより、これまた少数の心の弱い独裁者なんかより、大多数の無関心な「生かされている」人間こそ、どうしようもない最悪最大のくされペニスだという・・・・・   はぁ・・。   ペニスだという、いかんともしがたい、現実に、はぁ…  いつもだ。  いつもそこにぶつかる。  結局マジョの傾向にしか傾きようがないじゃない。  どんな素敵なシステムがあろうが、みんながそれを理解して、価値を見いだして、それでもってまわしていこうという気持ちがなかったら、結局なんにも意味がないじゃない。 という。 いつもの。  はぁ・・・

なんてことを夜中に突然ミミが話してきたもんだから、ぼくはビックリして飛び上がり、でもうれしくって、「おまえはなせるじゃないか」と抱きついて、そうしてお酒をだしてきてふたりで晩酌した。 さぽも起こしてやろうと思ったのだが、うんと気持ちよく寝てたのでよした。 ミミの考え方は笑っちゃうくらいぼくと似ていて、典型的な「最終的にはどうしようもない」というあきらめタイプだった。 そして根本的には楽観的だった。 まぁ、猫だし。  お酒がはいるごとにミミはだんだんと男性化して大きく逞しくなっていくように感じて(おそらく実際になってたとおもうんだけどうろ覚え)、その気持ち悪い見てくれにぼくはついに吹き出してしまった。 傷付いてもとの猫に戻って二度と話さなくなるなんてオチだろうと思って、もう眠かったので酒を片づけて寝ようとおもったんだけど、ミミは全然聞いてなかったようで、満足そうにひとりで酒をついでいた。 もはや目の前の毛深い男はミミでもなんでもないやと感じてきたぼくは、「あとは勝手にやってくれ」と言い残して床についた。 で、朝おきたらミミがいなかったのでちょっと心配になったけど、ちゃんと元の猫の姿のミミが帰ってきたので安心した。 よかったよかった。

2003-03-06-THU

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