No.211 岡本太郎

今日、NHK教育「思い出の日曜美術館」で、「私とピカソ」の題目で岡本太郎がでた回 (1980年2月3日放映の再放送)を放映してくれた。 ピカソについて、とても真剣に語る太郎さんに、ぼくは完全にすいこまれたよ。 岡本太郎はさぽが数年前はまって、何冊か本を読んで、気にいったところとかを聞かせてくれてたので、かなり考え方が近い人だと好感をもっていた。 で、ピカソも5年位前からすごく好きで、美術館にいって本物の作品(とくに晩年のイラスト的性格のもの)を見るたびにそのあまりのかっこよさにガクガクブルブルしていた。 で、太郎さんは番組の中で、マジョリティー代表を演じる司会者のふたりと、永遠に交わらないライン上で、これ以上ないってぐらいの誠実さでもってピカソを語ってくれた。 太郎さん的には自分とピカソはかなり似ているのだそうだが、ぼくからみてもそっくりだとおもった。 人間の質が同じだ。 で、で、ものすごくうれしいひとことがあって、それを書きたかったの! こんなにも素敵なひとが、こんなにも「当然」のようにいい放ってくれたのが、涙がでるほどうれしかったの! ぼくがいつも思うこと、いや「思うこと」というか当たり前すぎることだと思っているのになかなか受け入れられず、そのギャップ故いつも苦しむこと。 すなわち、「私は芸術はわからないなぁ、なんて人がよくいるが、芸術がわからないなんてことは【あ・り・得・な・い】。 ほんとにそんな人がいたらその人は【人・間・で・は・な・い】」ということ。  まさに、まさにぼくのこころの声と同じ言葉で、急にいっちゃうもんだから、びっくりして時間がとまった。 そして鳥肌がたった。 生きててよかった。

2003-03-18-TUE

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送