No.235 3度「びびる。」

ひさしぶりの帰省。 あすはさぽが朝からバイトなので、ぼくひとりで帰る。 ちょうど今日の夜、出品中のオークションが終わるモンだから、梱包やらなにやら一通り準備して、実家からでも不手際なく迅速な対応ができるよう細心の注意を払う。 で、1時間ほどで米沢へ。 途中コンビニによると、レジにどうも見たことのあるひとが。 中学校の時のバレー部の先輩だったアベさんだ。 とおもう。 半信半疑のままレジに行き、そのバリトンボイスでアベさん確定。 「あべさん?」とかわいらしく話しかけると、むこうも「やすはら?」だって。 まぁ、確認しあったところで大して親しかったわけでもないので後は普通に客と店員に戻る。 わかってるのに知らないふりは気持ち悪かったってだけ。 家についてじーちゃんばーちゃんに顔だして、お腹がすいたのですぐ食堂へ。 おとうちゃんとおかあちゃんと、下宿してる高校生がひとりと、3人で巨人阪神戦を観戦しているところだった。 食事と酒をだしてもらい、ぼくもゆる〜くナイター観戦。 1対7で迎えた9回ウラ、誰もが阪神の圧勝と思いきや、すごい! こんなのはじめてみた。 なんとみるみる7対4まで追い上げたかと思ったら、最後は代打後藤が2アウト1・3塁、カウント2-0から、まさかの3ランで一気に同点。 延長戦突入。 すげー! 可哀相に、筋金入りのアンチ巨人なうえに洋画劇場を心待ちにしてるおとーちゃんとしては相当面白く無い。 反対におかーちゃんは巨人ファンなうえに洋画がどうでもいいので大盛り上がり。 ぼくもあまりのドラマっぷりに興奮して、3、4分ほど、甲子園のサイレンを模した奇声をあげ続けた。 すると遠くの方からそれに共鳴するようにじいちゃんとばあちゃんの声が聞こえてきて、微妙に周波数がずれたときの音の「びびり」に目眩がした。 ギターのチューニングで、もうちょっとってときの「びびり」のデラックス版。 縦じま自動ドアのスライドモアレ。

さて、ほろ酔いでオークション結果をチェックしてこれまたびっくり! 2年まえに6000円くらいで買ったゲームソフトが、なんとなんと5,850 円で売れたのだ!!!!! こんなことがあるだろうか!!!??  さんざん遊んで飽きてほっぽってたモノを2年後になんとなく思い出して売ってみたら、当時のほとんど買い値で売れるだなんて!! ぼくはもううれしくって、インターネットすらよくわかってない両親にその興奮を伝えようとしたんだけど案の定反応は薄く、これではおさまらないのでさぽに電話するも、さぽは半分寝ぼけててその喜びの言葉に心はなく、仕方がないのでひとりで画面上の5850という文字にうっとり見入ることにした。 慣れないwindowsに悪戦苦闘しながら無事取り引きを終え、安心したら眠くなったので、客間にしかれた布団にいって寝た。 実家の匂いはうんと安心する、と同時に妙な不安感にも駆り立てられる。 大学時代からかんじてはいたが、その正体は未だ謎。 共感者多数。

2003-04-11-FRI

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