実家米沢で迎える朝。　なにかの列に並んでいて、社長とふたりでふざけすぎて誰かにたたかれる夢を見た。　社長はじいちゃんなうえに社長なのに、おもいっきりビンタされててすごかった。　じいちゃんや社長っていう存在がビンタされる絵ってなかなかないでしょ？　　さて、今回の帰省は車のタイヤ交換が目的。　毎年お昼がてらGSに頼んじゃうので今年もそうする。自分でやれよという声が聞こえてきそうだが、ぼくにとってお金より時間のほうがずっと価値がある。　午前中はじいちゃんとばあちゃんとお話。　じいちゃんはつい先日まで、ひとりで歩いて郵便局にいけちゃうくらい元気になったらしかったのに、数日前からまた膝が痛み出して、立つのもしんどいくらいになってしまった。　５がつに行われる、ぼくからみてひいじいちゃんにあたる主税（ちから）じーちゃんの５０回忌法要は最後のつとめだなんていって、うんとはりきっていたのに・・　　　で、法事の話から、安原家の５代前までの血の歴史をきくことになったんだけど、おもしろい！　自分の祖先のはなしっておもしろい！　もっともっといろいろ知りたいとおもった。　ぼくの知らないその人達が、ようするにぼくなんだもんね。　いや、逆か。　ぼくがその人たちなんだ。　知らないのに。　すげー。　なんかちゃんと調べて分かりやすいデジタル家系図なんかつくったら楽しそうだなぁ。　商売できちゃいそう。　web上で親戚がみんなみれるFLASH家系図つくりますみたいな。　

お昼になったので、雨の中タイヤをつめこんで出かける。　おとーちゃんとおかーちゃんとお昼を食べるので、車２台で出かけ、いつものGSでぼくの車をおいて、タイヤ交換してガソリンをいれてもらってる間に念願のうなぎを食べにでかける。　米沢の可奈免（かなめ）。　やばい。　やっぱりここは尋常じゃ無くうまかった。　こないだ山形の染太でがっかりして、以前米沢で（ここで）くったのもたまたまお腹がすいてたとか、美味しいと聞かされてたから過剰にそう感じたんじゃないかとか、ちょっと疑いをもってたんだけども、いやいやここはまぎれもなく本物だったよ。　松竹梅のまん中の竹（2300円）をたのんだんだけど、ほんとにうますぎる。　絶妙な焼き加減による、はしっこの微かなこげ味、香ばしさとプリプリの歯ごたえ、甘過ぎず、しかし旨味たっぷりのタレ、すべてがとてもじゃないがスーパーのうなぎなんかとは比べ物にならないレベル。　生きててよかったと思わせてくれるレベル。　おとーちゃん曰く、出張で東京にいったときにいった、有名な老舗よりかこっちの方がうまかった。と。　そら全国レベルだろうよ、これは。　大満足で店をでて、続いてヨークベニマル。　家のお買い物に便乗して、鴨ジャーキーやらトラウト刺身やら甘夏柑やら買ってもらう。　やった！　　

夏タイヤをはいた車を受け取り、近所のお菓子屋さんからバターいりドラ焼きをお土産に買ってもらい、ちょっと家に寄ってから山形に帰る。　なんだか終始おとーちゃんおかーちゃんにお世話になりっぱなしだったなぁ。　　で、山形について、そういえば昨日ぼくがいない間に届いた「ジャズギター道場（DVD）」のことを思い出して、ついにPS２用のDVDリモコンを買う。　これでいちいちコントローラー引っぱり出さなくてすむ。　家について、ギター道場でギターを修行し、しばらくして仙台にでかけてたさぽが帰ってきたので迎えに行く。　鴨ジャーキーとかトラウトがあるというと、ワインでも飲むかということになり、帰りにワインとチーズを買って帰る。　家に帰り、さっそく夕食替わりのワインパーティー。　さぽが買ってきたごっつりしたパンと、鴨ジャーキーが実に良く合う。　さぽは今日ズッカでみてきたビルケンとのダブルネームのサンダルの色に迷ってて、心ここにあらず。　白か焦茶でずーっと迷っている。　服の部屋にはいってひたすら自分のもっている服を吟味し、そこから適切な色を導きだそうとしている。　そのすきにぼくはギター道場。　これは初心者にはかなりいい！　枯葉とFブルースをしゃぶり尽くすという王道なのだが、映像があると違うね。　ぼくがいままで考えもつかなかった合理的なコードのおさえかたとかがみれて、実にためになった。　リアルで人がやってるのが見れると、かなり難しそうでも、やって出来ないことは無いと思えて良い。　しばらくじっくりこれで勉強するぞ。　　　　さあ、あしたも休みだ！　　　

2003-04-12-SAT