No.238 初心

はじめは、それこそ「全て」を書こうとおもっていた。 ほんとに全てを。 なにひとつ隠さぬ、ぼくのそのときどきの完全な本音を、現実を。 例えば、仮にぼくが浮気をしたとする。 ぼくはさぽに勘づかれないよう、リアル世界ではなにくわぬ顔で知らないフリをするのだろう。 ところが、なんと日記では、浮気の詳細を克明に記す。 さぽにばれないようにしなきゃという思いすらも正確に記す。 当然さぽに読まれることは承知なのだが、それとこれとは別とでもいわんばかりに正直に書く。 と、このくらいキチガイじみた、本質的に矛盾させないようにした結果社会的に大きな矛盾をもった、徹底した「真実の日記」を公で書くことが出来たら、それは革命的に面白いコンテンツに成り得るのではと思っていたの。  しかしところが実際はじめてみると、想像以上に、あの人がみてる、この人がみてるというのが鎖となり、とてもじゃないが「公における真実の日記」なんてのは出来ないことなのだときづく。 無謀なこと、破廉恥なこと、タブーを無くすことのみを最強の芸術とでも勘違いした、あの類の愚行のひとつに過ぎないのでは?と。  しかしながら、やりきれてない感は正直ある。 あるのです。 ここのとこの境目ってのはほんとに難しくて、永遠に悩むところだろうなと思う。 ぶちこわすべきものと、こわすべきでないもの。 「べき」ってのはもちろん「宇宙の法」に沿ってのことで、自分のエゴからはちゃんと切り離したい。 そこは間違いなく誠実にいきたい。  ん〜〜〜。  とにかくほんとはもっとぐちゃぐちゃどろどろとした、みていて痛々しい風(もちろんそうしたくてやるわけではなく、真実に忠実になる結果、なるべくしてなるだろうということ)にしたかったということをいっときたかったの。 このタイミングで。 この?

2003-04-14-MON

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