No.239 システマティック!!

やぁ、最近ギターがまたしても面白い! ギターって基本的にとなりあう弦の音の関係が6弦からみて4度上行なのね! いまさらちゃんとわかった。 つまりどこをきりとっても横に進めば3-6-2-5-1の関係(ほとんどの曲らしい曲の土台となる、人が安定感を感じるコード進行、「2-5-1」のつながり)ができるってわけ。 未だに3弦から2弦の「段差」はちょっと混乱するけど、それさえ克服すればもうどこが何の音なのか一撃で分かるってとこまで頭が慣れてきたわ。

たぶんほとんどの人はコードフォームを覚える過程で5弦、6弦の音は大体(いろんなフレットで)わかってるんだよね。 5フレ6弦はAで、となりはDとか。 で、そのふたつ下はGとC、そのまたふたつ下はF、B♭、とか。 で、6弦と1弦が実は同じだからこれであわせて3弦分はもう問題ない。 さて、なかなかおぼえづらい2,3,4弦。 これが実はカンタンに5,6,1弦から導き出せるのだ! って、それが冒頭でいった「基本的に4度上行」なんだけども。 つまり、みんな知ってる「5フレ6弦はAで、となり5弦はD」と、そのふたつ上「3フレ6弦はGで、となり5弦はC」っていうのを組み合わせるだけでいい。 「4度上行」ってことは、5フレ5弦のDと3フレ6弦のGの関係でもあるから(「2-5-1」の関係は1フレットとばしのジグザグで出来ることは経験でみんな気づいている!)、つまり5フレット3,4弦を考えるときは、慣れ親しんだ3フレット5,6弦をそのままコピーペーストする感じで考えればいい。 すると5フレットは、6弦からA-D-G-Cとなる。 で、1弦は6弦と同じだからA。 ここで、開放(あるいは12フレット)のこれまた5,6弦がA-Eだってことを知ってるから、自動的に2弦はEとわかる。 やっかいな段差は2弦-3弦間であって、1,2弦は4度上行のかたちを保ってるからね。 「4度上行」の関係を使えば、数フレットにおける5,6弦を知っるだけで、このように「5フレットは6弦からA-D-G-C-E-A」だということがカンタンに導きだせるのだ。 ちょっと思考ルーチンが定着すれば、格段にすばやく音名を探すことができるようになる。 さらにそれをしばらくやってると、縦ジグザグと横直線における4度上行の流れ、すなわち【C-F-B♭-E♭-A♭-D♭-F♯-B-E-A-D-G-C】という黒鍵も含めた12個をつかった4度の流れが体に頭に染みこんで、かなりクリアに指盤が見えてくるようになる。 こうなってくると、ある意味鍵盤よりかすごくわかりやすい音の並びだと感じるようになってくるはず。 いまさらながら、ギターって楽器はすごいきれいなシステムによって出来ている、機能美のカガミみたいな道具なのだと思い知ったよ。 ほんとにすごい。

2003-04-15-TUE

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