No.244 春の大ハダカレー祭り

見事に二日酔い! しかし今日もすごくレアなビックイベントがあるからダルダルしてはいられない。 なんと今日は、我が家に会社のまっちゃんやしゅうちゃんやしおりちゃんやこんちゃんやさきちゃんやらが集まって、みんなで全裸でカレーを作って食べて酒をのむという、春の大ハダカレー祭り開催の日なのである! すげー! ほんとうは課長の家のログハウスで、全裸で牛タン食べながら花見をする予定だったんだけど、雨天延期の場合はハダカレー祭りってことになって、そんで起きたら雨降りだったというわけ。 家に会社の人がくるなんてのはまずあり得ないことで、その異常な事態にぼくは二日酔いにもかかわらず、朝からなんとも楽しい気分に満たされていた。 

昼すぎ、まずしゅうちゃんが切り込み隊長としてやってきた。 最近知ったのだが、しゅうちゃんのアパートは実はぼくん家から歩いて3分くらいのところにあったのだ。 で、おとといのふたり花見の帰り、ちらっと聞いた情報を頼りにたぶんここじゃねーかと見当をつけたアパートがズバリそこだった。 窓の外に尋常でない量のゴミが散らばった部屋があり、ここに違いないと、部屋まで分かった気になってたんだけど、さすがにそこではなかった。 で、つづいて女の子3人登場。 いつも見慣れた顔が、自分の生活の空間にいる違和感が面白い。 しばらくまったりして、小腹がすいたので昨日食べれなかった例のピザや、おみやげでもらったイチゴ大福を食べる。 うまい! さぽと会社の娘たちの、からみきれない変な間をひとりで楽しむ。 しばらくして、しゅうちゃん、しおりちゃん、こんちゃん、さきちゃんの4人に足りない食材の買い出しをお願いし、その間にぼくらはカレーづくりの準備をする。 と、そこになおぺが登場。 昨日の夜、電話を忘れたので取りに来たのだ。 当然ハダカレー祭りに誘う。 ひどい二日酔いながらもすんなりオッケー。 で、今度はまっちゃん登場。 おみやげにコウシロウのアルハンブラ を買ってきてくれたもんだから、みな沸く。 例の食べ方をなおぺに薦めたところ、うれしい賛意。  しばらく4人でマターリすごす。 いや、はげしく盛り上がったな。 オナニー話に花が咲いたんだっけ。  しかしそれにしても4人が遅い。 かれこれ2時間はたつんじゃないか? ちょっとした食材を頼んだ割には時間がかかりすぎてる。 しゅうちゃんに電話をしてみると、今着くところだという。 で、ほどなくおかえり。 ジャスコまでいってきたらしく、最初の店で売ってなくて、じゃあハチミツでいいと妥協したはず(電話で)のチャツネもちゃんとある。 さぁ、だいぶ押したけど、いよいよハダカレー祭りの始まりである!    ところが!!!    なんと、こんちゃんがうっかり「処理」をしてこなかったといいやがる。 我が家では「処理なし」の全裸は御法度である。 ひとりだけ着衣ではハダカレーは成立しない。 残念だけど、今日はノーマルなカレー祭りに変更である。 

みんなで野菜をきったり肉をきったり、楽しい。 かなり楽しい。 なおぺは完全に悪性二日酔いで、いつになく静か。 まっちゃんは常に片足をダークサイドにつっこんでいるため、今日も半分この世にいない。 女の子らも、「炒め」が始まったら特にやることもなくなり、居間にもどる。 ひさしぶりの「炒め」を独占したぼく。 背中の後ろからは、混沌としたそれぞれの時間の渦みたいなのが感じられて、すごく面白い。 ぼくとして、この状況はかなりなレベルでの「異常」である。 たまらない。  さてタマネギも飴色に染まる頃、ふとルーが足りないんじゃないかと気づく。 さぽは大丈夫だというが、大量につくるため鍋をふたつにわけた今、どう考えても足りない。 これではぼくの嫌いなサラサラカレーである。 ルーは余ってもいいから買ってしまおうということで落ち着き、ぼくは雨の中、歩いて酒の九洲へむかう。 ごちゃごちゃわいわいしてるさなか、ひとり抜け出すというのもまた楽しいもんだ。  酒の九洲へ到着。 ところがそこには、これだけは買ってくるなと念を押された「こくまろ」しかおいてない! なんてこった! こんなことなら車でくればよかった。 仕方ないので最寄りのコンビニへ。 しかしそこにもどうもパッとしないルーしか置いておらず、仕方なく一個だけあったちっちゃな熟カレー中辛を購入。 カレーにチカラをいれてないコンビニは嫌いだ!

家に帰るといつのまにかさぽが鍋を管理していた。 すでに野菜はぶち込まれ、味付けも完了しているらしい。 あまりじっくりも作れないので、すこし煮込んだのち、ルーを入れ、チャツネやチョコや牛乳やらで味をととのえる。 が、煮込みが足りないせいか、どうも味が馴染んでおらず、深みにかける。 だので「インスタント2日目のカレー」大作戦決行! カレーは冷めるときに具材に味が染みこみ、あたためなおすと具材から味が染み出て、それでどんどん味が馴染むようなことをこないだ何かで見たので、わざと一回冷ましてもういっかい温めなおしてみようと。 で、そうなるとちょうど並へのバイトが終わる時間にちょうどいいってんで、なおぺが迎えに行って並へも連れてくることにした。  5時30くらいかな? ようやっとカレー完成! 具はスジ肉、タマネギ、にんじん、ジャガイモ。 ちょっとぼく的には甘め(うすめ)だったかな。 もう腹がへりすぎてたもんだから、1杯目は6秒で食べ終わる。 2杯目を食べ終わるが、食欲に火がついただけ。 すぐにお菓子祭りに移行する。 もうこのさい食えればなんでもいい。 みんなもおかわりしたりしなかったりして、うまいこと2鍋全部無くなった。 5号炊きのごはんも見事消化。 ストックの冷凍も消化。 大家族ってたいへんだ。 毎日、毎食こんな勢いなんだもんなぁ。 すげ。  ちびまるこちゃん、サザエさんと、実にユルユルの時間をすごし、こち亀でみな帰宅。 なんかね、かつてないほどこの家に「家庭」を感じた。 まぎれもなく「家庭」だけがかもしだせるあの「ゆるさ」が存在してた。  いやいや、おかげですごく楽しい連休だったなぁ。 ひとりでじっくり好きなことするのももちろん大好きだけど、こういうのもほんとに好きだなぁ。 気心しれた遠慮のいらない人らでごちゃごちゃいるのっていいなぁ。 楽しいなぁ。

2003-04-20-SUN

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送