今日はまちにまった、七輪焼き焼きパーティinさぽー家！！　公一さん自慢の七輪でもって、ホタテやらレバーやらいろいろ焼いて、ワインやらビールやら酒やらがぼがぼ飲んで、連休初日を福島でおおいに楽しもうという祭り。　ずっと楽しみにしていた。　日中さぽがバイトだったので、ぼくはゆっくりギフトピアとチボーとギターで楽しむ。　お昼にお腹がすいたのでシトロンにカツカレーを食べにいくが、すごく混んでてまってるパーティーまでいたのであきらめ、またしてもファインマンにいき、同じ席に座り、文藝保坂特集を読みながら卵チーズトーストを食べた。　お気に入りのアイスカフェオレももちろんたのんだ。　　夕方５時、バイトを終えたさぽを迎えに行き、そのままひろみつを拾い、高速で福島へ向う。　なんだか最近夕方になると熱っぽくてだるくなり、せっかくの楽しいイベントだってのにこれではいかんと出発前コンビニで栄養剤をかって一気に飲み干す。　案の定暗示にかかりやすいぼくは、フラシーボ効果で飲んでる先から全快。　よし。　

ちょうど１時間で国見I.C.に到着。　福島は高速を使うとすごく近くて驚く。　ふたりのナビでさぽー家にむかう。　と、さぽー家の隣の砂利道が、なんと舗装されている！！　すごい！！　ぼくでさえ結構驚いたんだから、ふたりはかなりショックだったろうとおもう。　車をおりるとすでに七輪からは煙があがっていて、準備は万端らしい。　　で、まずいつものように、さぽとふたりで隣の菊田さんちのじーちゃんばーちゃんにお土産をもって挨拶にいく。　さぽはちっちゃいときからここに遊びにくるのが大好きで、玄関先から家のなかをみて、このふたりにあえば、ぼくにもその理由がいやというほどわかる。　じーちゃん（名をしげるという！）もばーちゃんもお肌つべつべで、すごく元気みたいで、こっちまでうれしくて元気になった。　お茶でものんでけといわれるが、実はまだ家の人にも会ってないんだというとそれははやく帰れってんでさぽんちへ。　じーちゃんばーちゃん公一さんしのびーに御挨拶。　荷物を片し、寝巻きに着替え、さぁ！七輪焼き焼きパーティinさぽー家、いよいよ開始！！　最初ッから見たこともないようなでっかいホタテを殻ごと焼いてくれたもんだから、ぼくら大興奮！　片方の殻をひっぱがして、残った殻を皿替わりに調理。　醤油とバターとホタテのとんでもなくいい香りがあたりを包む。　焼きあがったホタテを容器にうつして、旨味たっぷりの汁もたらしていただきます！って、うまい！！！！　やばい！！！！　ほんとにうまい！！　ぼくもさぽもひろみつもじーちゃんも大絶賛！　新鮮なものをこうやって焼いて食べるってのは、ほんとに最高。　で、ぼくらにビールやワインを飲ませてくれてる間にも、公一さんはふざけているのかとその都度つっこまずにはいられない「荒々しさ」でもって、次々にあたらしいネタを焼いてくれた。　カシラ、レバー、ホッケ、椎茸、アスパラ、どれもこれもすばらしくうまい！！！　「特選街」で１位になったというお酒まで用意してくれていて、これがまた美味しい。　すでにそうとうチャンポンだが知ったことではない。　こんなのめったにないんだから、思う存分楽しまなくては！！　　そう、意外にもびっくりするほどおいしかったのが、油揚げ。　ひろみつの大好物ってんで「ドデカアゲ」とかいうすごくでかい油揚げが買ってあって、それを焼いたやつをくってぼくとさぽはあまりのうまさに驚いたの。　油揚げって焼くとこんなにうまかったんだと。　かりっと香ばしく、油の旨味もあり、すごく酒のつまみになるのさ。　　みんな気持ちよく酔ってきた頃、さぽが小屋の２階がおもしろいからこいというのでひろみつと行ってみる。　上は普通の部屋みたいになっていて、タンスや本棚がおいてあり、すでにワクワク絶頂。　本棚には膨大な量の農業関係の理論書や、安部公房や吉本隆明やその他「いいところ」の著書やジャズ系の書籍などがならび、ここだけみても公一さんがかなり趣味のいい「デキる男」だなと改めて思い知らされる。　ひろみつもかなりショックをうけていた。　で、タンスからはすごく素敵な着物（ばーちゃんが嫁入りの時にもってきたものらしい）がどんどんでてきて、さぽ、大興奮。　着物の上に羽織るような、青と緑の千鳥格子のすごくかわいい服を見つけ、さっそく自分のものにしてしまっていた。　ぼくらの楽しそうな様子につられて、もーちゃん（さぽの家の猫）もやってきた。　公一さんの修学旅行の写真などで大いに盛り上がり、しばらく楽しんでから大満足で下に降りた。　すでに時間も遅かったので、片づけは明日にして今日はお開き。　結構飲んだわりに悪酔いせず、気持ちよく眠れた。　ちなみにぼくとさぽはとしみつのむかしの部屋、ひろみつはもともとの自分の部屋に寝た。

2003-05-02-FRI