No.259 ダラダラと最終日を楽しむ

確固たる意志でもって、精一杯ダラダラ過ごした。 ほとんど家からも出ず、ひたすらやりたいこと(ほとんどギフトピア)をやっていた。 さぽはかわいそうに仕事で、9時に起きたときにはもういなかった。 今日はミミが犬のように人なつこく、常に自分の体をぼくの体のどこかに触れさせてないと気がすまないようで、足の甲を枕にされたりしちゃった日にはぼくの方がうれしくってたまらない! 猫に体重をあずけられるってのは、想像以上に幸福なのだ。  お昼はそれぞれの実家からもらったお土産【おこわ、たらこ、すじこ、焼き豚】でおいしくいただき、2時にさぽから電話。 非常に疲れてしまったのでどうか迎えにきてくれと。 ああ、いこう。 きにするな。  七日町の通りではなにやらクレーン車やらブルドーザーやらそれ系の重機と子どもが親しむといったようなイベントをやっており、ちょうどぼくが右折して抜け出したライン上のその先の道路が通行止めになっていた。 まあ一方通行でそこからはどっちにしても曲がるしかないんだけど。 で、疲れ果てたサインをドロドロ出したさぽを拾い、家に帰る。 どうもバイト先の苦手キャラに心底まいってるようで、ストレスのあまりもう自分がやめてしまいたいほどなのだという。 圧倒的に通じない相手がひとりでもいると、職場はほんとにキツイというのは良く分かる。 しかも相手が上の立場なら、馬鹿にしながら「社会的に従う」というポーズでやりすごせるのだが、相手が下の立場だととんでもなくつらいのだ。 どうしても注意するしかなかったり、相手にしないにしても、それによって立場的にプレッシャーをかける位置にいるのはこっちだから、こんどは自己嫌悪に苦しむことになり、絶対的に八方ふさがりなのだ。 こればっかりは相手の未熟とか甘えにしか原因がないため、こっちはどうしようもない。 人はそんな急激に外からのチカラのみで成長しない。 かわいそうに。 午後もあえてダラダラすごし、おやつにさぽが作ってくれたあんこ揚げみたいなお菓子を牛乳で食べ、で、急に例のピザが食べたくなったので、さぽはお疲れってことでなんとぼくが初挑戦することに! さぽに脇についてもらい、一から教わる。 ちゃんと覚えれば今度は1人でもあのピザがつくれる! すごい!!  まず作り置きの生地を解凍し、それをオーブンに入れるトレーの上でトレーと同じサイズまで薄く均等に伸ばし、いっぱい食べたいのでそれを2枚用意。 で、秘伝のトマトソースをつくり、それを生地にぬって具をのせて、で、予熱したオーブンに入れて18分。 焼いてる間にぼくはコンビニで牛乳を買ってくる。 ひさびさに自転車にのったらなんか楽しい! 帰ってくるとちょうどいい時間。 さぽは野菜スティックを用意しててくれて、そのなかにはタケノコスティックもあった! しげぽ初ピザってことで記念撮影をし、で、いただきます。  うまい!  なかなかやるじゃない、ぼく。  こないだのさぽの作品にはおよばないが、いやいやそれでもかなり美味しい。 一枚目を食べ終えるやいなや、すぐさま2枚目用意。 で、焼いてる間に洗い物を済ませる。 2枚目は1枚目の教訓を活かし、ちょっと微調整してより美味しくなるであろう工夫を施したのたのだが、うまい!  さっきよりちょっとだけうまい。 うまいのだが、しかしなんだかちょっと別物になってしまった。 なんというか、ギリギリのところでなりたってた洗練された感じが、ごまかしの俗っぽいおいしさになりさがってしまった感じ。 うまいんだけど、あの緊張感のある至高の旨さとは質が違うという感じ。 ペペロンチーノしかり、こういうシンプルな料理って難しい。 やぁ、もっともっといろいろ料理したいなー。 ちゃんとしたいなー。 専業主夫になりたいなー。

2003-05-05-MON

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