No.280 大地震

地震!! 震度5なんて物心ついてからはじめて体験した!! 揺れたとき会社で残業してたんだけど、いつもトラックが通ると大げさに揺れる建物なもんで、またトラックか、しかし長いな、ん?揺れすぎでないか? わ! わわ!! きゃーーーーー!!!!!! といった感じで、本気で死ぬかと思った。 こういう事態に慣れてないもんだから、ほんとにスゴイ揺れでも本気の対処をするのはどこか気恥ずかしくて、だれも逃げようとしない。 自分が死の危機に直面している可能性大であることが咄嗟に飲み込めない。 だからぼくはちょっとでも揺れたら真っ先に外に飛び出す「キャラ」を普段からつとめて確立している。 こうしないと「逃げる」という行動はなかなかできないのだ。 これは逃げるべきかそうでもないかなんて判断は人は出来ない。 今日の地震だって、震度5くらいでフェードアウトしたからよかったけど、モサモサしてるうちに建物が崩壊するほどの揺れにならない保障なんてどこにもない。 ただ、結果として平気だったから笑ってられるだけだもん。 だからぼくはちょっと揺れただけでもなんとなくトイレにいくようなフリして入り口ちかくで様子を見るクセをつけようとしている。 2階だからこわい。

前(高校生くらいまで)は地震は楽しいものでしかなかったけど、山形でここ数十年のうちに阪神大震災レベルの地震がおこる確率が極めて高いと報告されて以来、本気で地震が恐ろしいものだということがゾワゾワとわかってきた。 さぽも地震がかなり苦手で、その報告をテレビで見た日は相当動揺していた。 さぽに聞かされぼくも血の気がひいた。 タイミングによってはどうしようもないからね。 ふんとにこわい。 今日は家に帰ってからもなんか地面がびりびりいってるような気がして、いつでかいのが来てもおかしくないという危機感に包まれていた。 ちょっとの振動にも体が敏感になってて、そら耳ならぬそら揺れみたいなのが寝るまで続いていた。 で、中にはマジ揺れもあるからまんざら心配しすぎでもない。 ぼくら、今夜は用心して、貴重品を全部リュックに入れ、落ちそうなモノをおろし、すぐに逃げられる格好で茶の間に寝ました。 ギターもケースにしまいました。 瓦礫のなかからギターを掘り出し、それを体育館で弾いておじさんにうるさいといわれる場面を想像しました。 そうしてぼくはしょんぼりしてしまうのです。 これからどうなるのかしらとドキドキしながら。

2003-05-26-MON

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送