No.287 鳩が…

仕事中さぽから電話があった。 「大変!! 家に帰ったらでっかい羽根が落ちてて、そこら中うんこまみれ、血まみれで、しかもガイシャが見あたらないの!」と。 そらおそろしい。 どこにどんなザマのだれがいるのか分からないってのは恐ろしすぎる。 で、しばらくしてまた電話。 「大変!! テレビのウラに鳩がいたの! ケガしてて飛べないけど歩いてる! どうしよう!」 で、ちょっと遅くなって帰宅。 するとさぽが居間のガラス戸をあけてぼくをつれて外へ。 するとミミの出入り口の下にケガした鳩がうずくまっている。 今、ミミはなかば閉じこめられ気味に奧の寝室で眠っているらしく、このままここにいてはまたやられてしまう。 かといって遠く(ミミのテリトリー外)においてきたとしても、違う猫にやられない保障はない。 これは、ミミの飼い主であり、この状況の彼を見つけてしまったぼくらがなんとかしなくちゃいけない。 ってんで、さっそくダンボール箱を用意して、新聞紙をくちゃくちゃにして敷き詰め、そこに鳩をそーっといれて、ミミが絶対に入ることの出来ないお風呂場のふたのうえにおいた。 箱にいれるとき、鳩の首のウラとお腹にでかいカサブタを見つけてしまって悲しくなった。 これがはたして致命傷なのか、表面的な切り傷なのかは調べようもない。 とにかく暖かくして、敵から守ってやるところまでしかぼくらはやりようがない。 それどころではなさそうだが、念のため水とパンくずも箱のなかにおいた。

ストレスをかけるから、なるべく見に行ったりはしないようにしようと放っといたんだけど、しばらくしてさぽが風呂から音がしたというもんだからちょっと見に行ってみた。 すると鳩、なぜか水をいれた容器の中に足をいれて立っている。 自らそうしたくて入ったのか、たまたまはいってしまって出るチカラもなくてそうしているのか、ぼくら知る由もなく、さぽが「さっきは結構歩いてたから出たかったら自分ででるよ」というのでその言葉に従いそのままにして風呂場をでる。 

で、夜中、また何か音がしたような気がしたので見てみると、なんとさっきと同じ格好で水に浸かりっぱなし。 これはどうかんがえてもおかしいと思い、出してやる。 生きようとしてるのにこんな何時間も体温を奪われるような環境に自らいるわけがないとおもったの。 で、明日の朝も生きていることを祈り、就寝。  うちのミミがほんとうにごめんよ。 食べるわけでもないのにほんとうにごめん。 

2003-06-02-MON

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