No.307 サウナ

日中ジャスコで買ってきたバルサン系の虫退治を急遽今夜決行することになった。 最近さぽは、なにやら正体不明の虫さされであちこちひどいことになっており、昨年同様たいそう不憫なのだ。 ほんとは今日やるつもりではなかったんだけど、ゴキブリ用の毒まんじゅうをセットしてたら奧の部屋のソファー裏に大量のダニだかノミの糞を発見してしまい、もう気持ち悪くてすぐにやらずにはいられなくなった。 このモチベーションにのっからないと!  電化製品をゴミ袋で覆い、全ての引き出しをあけ、衣類を別の部屋にかたし、準備OK。 あとは2時間どこで時間を潰すか。  考えたあげく、テルメにいったらたいそう楽しいんではないかしら?ということに。  思いついたらもうワクワクしてきちゃって、すぐにお風呂の支度、バルサン開始、そして退避。 ミミが逃げ遅れて、煙の中でひとりきょとんとしていたので、あわてて庭から呼んだらのっそり出てきた。 大きい動物にはそれほど嫌な煙ではないのかしら?

さて久しぶりのテルメ。 この絵日記のNo.2でJAZZフェスの後にとしみつたいちゃんよしかっちゃんときたとき以来。 きょうがNo.307ってことは、305日ぶりか。 すげー。   体を洗ってると、となりのとなりの男のシャワーの水圧と使い方が「ワザとか??」とつっこみたくなるようなとんでもないあばれっぷりで、そこら中のひとにばしゃばしゃかかってて、それはすごい光景だった。 ぼくはたいそう温厚なので、桶でガードしてやりすごし、なにもいわなかったけど、それ系の人がもしいたら確実に沈められてたろう。  寝そべってはいれてブクブクがでる風呂に10分ほどつかり、外のイスに座って体を冷ます。 風呂の何が気持ちいいって、この冷ましてるときだよね。  で、ひさびさにサウナにじっくり入ることを決意。  ここ1年ぐらい、ユピアでもサウナにはいりづらくなっちゃった(バスタオル必須になったため)もんだから、真面目にサウナをしていない。 ぼくのいう「真面目にサウナをする」とは、最低5分はサウナにはいって、水風呂にしっかり頭まではいり、というのを3回繰り返すことをいう。

ひさしぶりのサウナはきつい。 最初の5分がとくにきつい。 しかしこの5分さえ我慢できれば、実はあとは気持ちいいだけなのだ。 これを知らないひとは以外とおおいと思う。 最初の5分でたいがいの人は辛くて、あるいは飽きて出ていってしまって、サウナというのはこういうもんだと思ってしまうものなんだけど、実はそれ以降こそが最高に気持ちいいのだ。 いや、「最初の5分さえ」と書いたけど、最初の水風呂もかなり厳しいか。 90〜100度のサウナの後の14度前後の水風呂は、普通なら「はいったら死ぬ」ってぐらいの冷水で、その皮膚刺激は尋常でない。 しかしそれも最初だけで、全身入ってしまえば今まで味わったことのない快感に体中が包まれる。 気管がメンソールで洗浄されたような感覚もこれまた最高。 この「1ターン」を完了したときから、サウナの快楽は始まるとぼくは思っている。 胸のスースーする状態で再びサウナに入ると、あら不思議。 全然熱くない。 むしろ心地よい熱気とさえいえる。 5分なんて楽勝で、もっといようかしらとおもうくらい。 で、その後の水風呂も楽勝ではいれちゃう。 最初はだましだましちょっとずつはいったのに、2回目からは飛び込んではいれる。 これが気分的にも気持ちいい。 どうだお前ら!と、足だけいれて「ひ〜〜〜〜!」となってる小学生に、これ見よがしにみせつけるように頭までもぐるのだ。  で、3ターン目なんて、まるで日常の部屋の中のように快適に過ごせる。 サウナも水風呂も。 もちろん体はかつて味わったことのないような清々しさ。 とんでもなく気持ちいい。  いや〜、久々の充実サウナだったなー。 来て良かった。 出来ることなら毎日入りたい。 テルメの息子に生まれたかった。

たっぷり1時間以上たのしみ、ロビーに出るとさぽはもってきたコジコジをすっかり読み終えていた。 30分も前にあがったらしい。 割引券をもらったのでここで夕食をすましちゃうことにした。 席に着くと、偶然会社の女の子が隣にすわってて、こんなところで急に名前を呼ばれたぼくはびっくりした。 こんばんわ。  で、サラダうどんをたべて帰宅。  すっかり落ち着いた我が家にはすでにミミが帰っていた。 なんとなく虫たちの気配が消えたような気がする。  手早く部屋を元の状態にもどし、換気する。 目には見えない死骸を掃除機で吸い取る。 そこら中におおきな虫の死骸を発見。 ゴキブリもあちこちで死んでいる。 いいぞ。  ぼくら3人のちょっとした快適さのために、織田信長も真っ青のホロコーストをやってやった。  しかし仏教は、小さい虫を踏んでしまうことも気にするらしいけど、じゃあ、ノミやダニはどうなんだろう? さらには体の中に侵入して、ナチュラルキラー細胞に殺された細菌はどうなんだろう??  どこで線を引くんだろう???  その線は何に準拠するんだろう????   なんてことは考えてすぐ忘れ、ぼくは早めに敷いた布団の上で、うんと気持ちのいい体をくねらせ、涼しい外の空気を感じながら、最高の気分で「MOTHER」をしたのでした。 これを「至福のひととき」といわずしてなんといおうか。

2003-06-22-SUN

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