今日はいやだった。　ほんとにいやだった。　今週の最大のネックは自衛官募集のポスター、カレンダーのコンペの仕事なんだけど、致命的なことに全然素材がない。　一般的な仕事だったらいくらでもダミーで作り上げてしまうんだが、自衛隊のダミーなんてない。　　先週からひたすらそれ系の本を集めてるんだけど、こんな本からの制限された素材のコラージュでは、出来るもののたかがしれている。　どうにもなりようがない。　いかしたモノをつくっていい仕事だったら、ぶっとんだコラージュで乗り切れもするのだが、国の仕事は決して「いいもの」をつくってはいけないからこれがまた大変なのだ。　「いいもの」は作ってはならず、しかし実際の自衛官やら装備品をちゃんと使って、しかしその素材は支給されず、それを１日で考えなきゃいけない。　　ばかか。　　コンペの話もってくるんだったら最低限の準備くらいしろ。　　ままごとかっつーの。　　どんなしわ寄せだ。　　このずさんで夢見心地なクソ仕事のせいで、今週はぼくと松木さん、完全に死んでいる。　　特に松木さんは制限の多いカレンダー担当で、ほんとにどうにもやりようが無くてかなりかわいそう。　　しかしこれであの会社やあの会社やもしかしたら癒着や、そういうのをぶっこ抜いて仕事とれでもしたらそのひとは「神」だよ。　　全若者を代表して声高らかにいってやる。　「ありえない。」

2003-06-26-THU