No.322 木綿婚式

はやいものです。 さぽと結婚して、もう2年がたちました。 「もう」ともいえるけど、かなり前からこの家にこうして住んでるような気もするので、「まだ」ともいえます。 はやいんだかおそいんだか、よくわかりません。 一緒にいるようになって4年で結婚したから、6年もずっと一緒にいるのか。 すげーなー。 6年間ほとんど毎日一緒にいるのに、いまだにお互い飽きません。 というか、これだけずっと同じものくって同じものみて同じもの読んで同じとこで寝てると、どんどんどんどん中間にすり寄りながら成長するので、もはやほとんど同一人物みたいなものなのです。 だから自分自身に飽きないのと同じ理由で、お互いに飽きないのです。  同じ現象に直面したとき、タマシイがほとんど同じになってしまったぼくとさぽは、まるきり同じことを考えるので、お互いに取り繕ったり嘘をついたりすることは不可能、というか無駄です。 こう書くと、それじゃあ息がつまるじゃないかとおもわれるかもしれないけど、なにせ同じタマシイの片割れなんだから、気をつかうこともなく、ほんとにひとりでいるようなものだから、ぜんっぜん疲れません。 どんだけ心を読まれてもへいちゃらです。 奇跡的です。 もちろんお互いに「こいつアホじゃないだろか?」と思うときはあるけれど、それはひとりの人間の心の中でおこる葛藤とか内省みたいなもんと一緒です。 すごいでしょ? 「個」と「個」がふたつ以上存在するときに、間に当然あるはずの「タブー」がないの。 ノータブー夫妻。 自慢。

1年目は「紙婚式」、2年目は「木綿婚式」、3年目は「菓婚式」、と、ずーっと「金婚式」まで毎年名前があるって知ってた? 未婚の人はあんまり知らないでしょ? 50年目の「金婚式」からとんで、75年目に「金剛石婚式(たしか)」があっておしまい。 ぼくらが結婚式でもらったでかいローソクについてきた説明書を見るかぎりそうなはず。 ぼくらは2年目なので今日は「木綿婚式」。 せっかくなので毎年ローソクを灯すことにしている。 今日はさぽが腕をふるって、例のピザ、ペペロンチーノ、サーモンサラダ、ビシソワーズを作ってくれた。 どれもこれもとんでもなく美味しくて、もうなにをどういう順番で食べればいいのかわけがわからない。 当然酒がほしくなるが、平日なので、かつ昨日の今日なので、ワインをコップ一杯だけでおさえた。 きゃわいい。  ところで今日は七夕でもあるんだけど、残念ながら雨降りで、おかげでふたりして体がおかしくて、神経過敏で、実は存在してるだけで結構大変でした。 ぼくは最近、神経過敏になると、ベロの付け根の下側の空間が妙にきになって発狂しそうになる。 なんのこったかわからないだろうけど、本人はほんとにつらい。 と、そういった、楽しくてしんどい木綿婚式だったことを正確に記録。 これが日記。

2003-07-07-SAT

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