No.325 パルマ産プロシュート(A級品)

とにかく風邪っぽいのをさっさとおわしちゃいたいので、7時すぎにさくっと帰宅。 風邪の時はビタミンCと唐辛子ってんで、コンビニで唐辛子のポテトチップスとビタミンC系の健康飲料を買って帰る。 帰ってすぐになかば義務的にそれらを食べ、唐辛子が足りない気がしたので、調味料用の唐辛子を直接なめる。 ん、代謝が良くなってきた。 スチームで荒れたのどを潤し、さぽから迎えに来いとの連絡があったので、まるで冬みたいな格好で出かける。  さぽをひろい、家にかえり、夕食。 月見トロロざるうどんをさぽが作ってくれたのだが、うどんのまずさにふたり愕然。 トロロとウズラの卵のタレは最高にうまいのに、うどんがひどい。 最悪。 ねちゃねちゃ。 たいして値段が変わらなくても、うまいうどんは「グリっ、ルリっ」としてとってもうまいのに、これでは単なる小麦粉団子。 ネラネラのニチニチ。 企業努力が足りない。 向上心がないんなら潰れてしまえ。

そういえば昨日、ヤフオクで買ったパルマ産の生ハムが届いた。 もちろん前回買って大成功だったブリアンツァ(生サラミ)も買った。 ぼくはこの極上品の生ハムに、ものすごく期待していた。 なにせパルマ産プロシュートのA級品で、一流ホテルに卸してるものと同じものだっつって、この信頼の置ける出品者がかなり推している品である。 サラミはあんなに美味しかったし、ラルドだって直接食べるのはきついにしてもすばらしいバターになった。 で、ぼくは「うまい生ハム」というと、勝手にあの「くさい、クセのある、こくのある、チーズ的香りをもった」モノを期待していて、今回だって疑うことなくそういうものの最高峰がくるものだとおもっていた。 しかし必ずしも「良質な生ハム」がすべてそういうベクトルに向かっているわけではなかった。 今回とどいたこの生ハム、実に鮮やかな肉の色をしていて、柔らかく、透明感があり、とろけるような食感で、そして全然くさくない! 全然クセがないのだ! 確かに正統派ベクトルとしてはそうとう美味しいのだが、ぼくはこんなくせのないスタンダードな味を望んでいない。 ぼくはあの、子供が食べたら臭いといって吐き出してしまうような、あの豊潤な、深い深いくさみが、ただそれだけが欲しかったのだ。 こんなメロンに巻いて食べるのにぴったりみたいな、任天堂のスポーツゲームでいうところのマリオみたいな、こんなクセのないオールマイティなものを食べたかったんじゃないのだ。 がっかり。  ほんとがっかり。  それでも食べてしばらくたつと、「いや、そんなはずがない。 味わいかたを間違ったんだ」っていって、また食べるんだけど、やっぱりさらりとしている。 で、また数時間して思い出して、食べて、がっかりして。  だめだ。  これはクリームチーズ巻いてすし酢につけつけ食べるハムだ。 ピンではいけん。

2003-07-10-THU

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