No.331 ハダカのドライバー

自分の話そうとしていることを話し出した途端、再生モードにスイッチが入ったように止まらなくなるひとっているじゃない。 どうかんがえても話し続けるのはおかしいようなこちらの切り返しや妨害にもめげず、とにかく言おうとしたところまで言い切らないと気が済まない人。 「ああ、あれね」と、懇切丁寧なくどい説明の途中でこちらが了解した態度を見せ、それはわかるから次のセンテンスにいってくれという眼光のサインもなんのその、とにかく言おうと決めたことはいいきらないと気が済まない人。 ぼくはあんたと話してるつもりだけど、あんたは誰としゃべってんの?といいたくなる人。 ぼくはそういう人が大っきらいだ。  店の店員の空中に向かって叫ぶイントネーションの狂った「いらっしゃいませー」も同じ。 大っきらいだ。  あと、相づちのタイミングが明らかにおかしい人。 あれも虫唾が走る。 たいていそういう人はわからない内容が出てきたときにもうっかり相づちを打ってしまって、少なからずもともとそこにあったであろう「きれいなもの」をすべてを台無しにする。 大っきらいだ。  明らかに渡れないタイミングなのに、強引に横断する際、こちら(向かってくる車)を見さえしなければ、そこには車は存在しないのと同じことだという勝手なルールを作り上げ、不自然なほど正面を向いたまましゃあしゃあと横断する老人。 大っきらいだ。  こっち見ろよ。 ひくぞ馬鹿。 見て、そしてそこに人間対人間のなにかが必要だろうが。 通わせるなにかをもってない物体だったらひくぞほんとに。   とにかく根拠のない、気持ち悪いなにかに乗っかって、それでうまいことまわってでもいるとおもってるやつが大っきらいだ。  自分がどんな顔してるのかわかってるのかしら?  ひどいぞ。  目が臭いぞ。  口元が悲惨だぞ。  だから降りてくれ、まず。  ないぞ、そんな乗り物は。   ないんだってば。

2003-07-16-WED

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