No.336 案の定腐った(プ〜ン)

やっぱり遠出なしの3連休はぼくには多すぎた。 予想通り心が乱れてきた。 人間が腐る。 やっぱり何かに強制されつつ、「も〜う、ほんとはゆっくり休みたいんだから」なんておもいながらちょっとだけ好きな時間がもてるくらいが最高に幸せなんだわ、ぼくは。  やりたいことなんか馬鹿みたいにいっぱいあるんだけど、こうも自由だと逆になにもやりたくなくなってきちゃうの。 なんだろうね、この倦怠感。 学生の時に常にうす〜く体中に充満してた嫌な感じ。 3年間規則正しく働いて、そういうだらしない感覚は無くなったと思いきや、そういうことじゃないんだね。 いつでも戻るんだわ。 たかだか3日で。 どんなに最前線でバリバリやってる人でも、多分すぐに堕落はできるんだわ。  関係あるようで関係ないようでやっぱり関係あると思うんだけど、こないだ小国にいったとき、ずっとなおぺに運転してもらってたわけだけど、後ろの席で完全に運転に対して無責任な気持ちで2時間も乗ってると、運転してるなおぺが「スゴイ人」に見えてくる。 なんで車なんて運転できるんだ?と。 で、ぼくはほんとにこんな風にスイスイと車を運転できるんだっけ??と不安になり、毎日自由自在に運転していることが信じられない気持ちになる。 また、仕事が暇で、一日中オペレーション的なことしかしなかった日は、一週間前に自分自身が作った結構良い出来のデザインをみて、「おいおい本当にぼくがこれをつくったのか?」と驚き、絶対自分はデザインなんてできっこないという気持ちになる。  何年間も毎日やってることが、たった数時間、徹底的に無責任になることで、こんなにも真っ白になる。 おもしろいもんだ。  よく物語で、普段はフニャフニャだらしなくてやる気ないけど、やるときはやるみたいなキャラがいるけど、あれって別にあえてだらしないフリをしてるわけでなく、普通にだらけてるんだとおもった。 で、スッと「波」にのるとシャキッとする。

だから逆に、ダラダラ生活してて、なにもかもめんどくさくて、とてもじゃないが毎日バリバリ働くなんてことは自分には不可能だと思っている人は、実は全然不可能なんてことはなく、実はすぐにもその「波」に乗れるってことでもある。 周りの環境に順応する能力ってのは、本人が意識してるよりもはるかに優れた能力なんだとおもう。  やってみると結構できちゃう。  なんとなく「ただやってないだけでこれって自分の方が良くできそうだ」とおもう物事ってのは、多分ほんとにやればうまいことできるとおもう。 なんとなくでもそう感じれるってことは、その物事の速度に対してその人が相対的に同等以上の速度をもっているからであり、そういうことを無意識に計算してこその勝算だからだ。 ただし、扇風機の羽根がゆっくり回って見えるように、全然速度についていけない人が錯覚で残像の重なりのニセの像をそのモノの速度だと思ってる「勘違い」はもちろん問題外。  だらけてても働いてても、馬鹿は馬鹿。

2003-07-21-MON

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