No.379 移動時にはミステリー

今日は移動のみ。 山口→東京→山形で1日が終わる。 2日間続いた「下関の夜」で、防衛庁の方々との距離もだいぶ縮まった。 もう平気でペニスを出せるとこまできた。 しかしつかれる。 とはいうもののつかれる。 基本的に人と長い時間一緒にいるのが苦痛なぼくとしては、連日、遠慮しなければならないビジネスな大人たちに囲まれている状況ってのが相当ストレスになっている。 あー、はやく家でゴロリンして遊びたい。  寝過ごしてしまい、起きると9時。 といっても特に待ち合わせの時間もなく、電車の時間にはまだ早い。 ちょっと部屋でゴロゴロして、で、岩尾さんとロビーで待ち合わせして合流。 アウトして下関駅へ。 飲み物とおにぎりを買ってホームに降りるとすでに防衛庁のおふたりは電車をまってた。 もうこの人らの見え方も最初とは随分変わったなぁ。  電車の中ではひたすら本を読んでいた。 おととい岩尾さんからもらった「テロリストのパラソル」。 江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞ってんで岩尾さんが新幹線用に買って、で、来るとき読んで読み終わっちゃったからってんでぼくにくれた。 映画みたいにさくさく読めて、話もなかなか面白かったらしい。 どれどれと読み進めると、たしかにサクサク読めて面白い。 なんというか、マンガみたいな小説。 青年コミックのミステリーを読んでるような軽さで、たまに笑っちゃうようなベタベタな表現とかがでてきて軽くひくんだけど、このくらいの読みものってのはこういう長い移動時間に実は最適かもしれない。 あんまりしっかりできた小説だと、ただでさえ疲れる移動がもっと疲れてしまいそうだし、マンガだと早くおわっちゃうからかさばる。 こういうマンガライクな小説(いわゆる大衆ミステリー???)ってのはそれなりに文学的な面白さもさわりつつ、エンターテイメント性が高くて、で、とにかくノリがわかりやすいというか軽いから、ほんとに移動時の暇つぶしにぴったりな質感だなとおもった。 いいことを覚えたわ。 

5時前に東京着。 一度御殿山にもどって、荷物を整理し部屋を片付け、いそいで東京にもどって6時の新幹線にのった。 いつものアホみたいな声の売り子にほっとして、また小説の続きを読む。 もう数十ページってとこで到着してしまい、残念。 ちょうど読み終わるように調整してたのに。 タクシーで家に帰り、一週間ぶりにさぽとミミにあって安心し、カレーを食べ、なにもせずに寝た。 明日は休日だけど、仕事のペースというか流れ的に出勤した方がよさそうなので、まっつんと連絡をとり、10時に上山に行くことにした。 「動」のところは今日でおわった。 あとはこの仕事はぼくらの基本スタンス「静」の段階にはいった。 もう、しばらくは動きたくないししゃべりたくない。 結局性に合わないのだ。 パターで第一打を打つようなものなのだ。 飛ばないわ壊れるわ。

2003-09-12-FRI

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送