No.385 ひがえり防衛庁

出張。 もう慣れたな、東京行き。 新幹線で読む本を昨日の夜かっといた。 結婚式のときにつっちーが面白いからと教えてくれた、糸井の「経験を盗め」。 食べ物とか眠りとかペットとかお墓とか独身とか声とかおしゃれとかダジャレとか祭りとかゲイとか風邪とか水とかいろんなテーマごとに、その道に明るい人2人と糸井と3人で対談するというもの。 ひとつのテーマ16ページくらいで、さくさく読めて、しかも濃くて、面白い。 ゲージツ家クマさんと橋本治の「独身」の話が強烈におもしろかった。 糸井が完全にバカにされちゃってて、とにかく糸井は軽い平民サイドとして線をひかれちゃってて、みていてこっちがヒヤヒヤしちゃうくらいひどいいわれようなの。 橋本治があまりにも強すぎて、クマさんもそのすごみに楽に同調してるんだけど、糸井はがんばってもがんばっても置いていかれてしまい、しまいに「あんた内臓弱いでしょ。 内臓弱い人の顔ってあるんだよね」なんていわれちゃって、もう太刀打ちできないの。 最後は糸井「おれはおれで楽しく生きてるつもりなんだからほっといてくれ」みたいなこといって終わってしまった。 内容ももちろんおもしろかったんだけど、この「場の厳しさ」がめちゃくちゃ面白かった。  

防衛庁で打ち合わせをして、おわったのが5時。 5時半の新幹線はギリギリなので見送り、一時間駅内をうろうろして、6時半のつばさにのってかえった。 弁当とビールを買って、ちっとたのしかった。

2003-09-18-THU

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