No.403 閉じた系ではエントロピーは決して減少しないとかそういう

山にいった。 西蔵王に。 ほんとにひさしぶりのすばらしい景色、匂い、空気にまいった。 ここ数日、会社の窓からみえる山がすばらしくクリアにみえて、どんなに奧の山でもすべて色鮮やかにくっきりとみえて、その美しさに心から憧れていた。 あそこに行きたい。   で、やっと叶った。 フレーブでパンを買って、熱いお茶をもって、寒くないように冬の格好をして、さぽとふたりで山にいった。  紅葉とまだ緑の葉とが、補色どうしでほんらいならぶつかるはずなのに、なぜか自然ではそういうものまできれいになりたっているから不思議だ。 青空と夕焼けが混じって、赤青の強烈なぐろい組み合わせになっても、空はうんとそれをきれいに見せてくれる。 匂いはもう完全に秋の匂いで、毎度のことだけど、この季節が一番だなとおもう。 毎度というのは毎季節、この季節が一番だとおもうということ。  さぽはそういうことではなくほんとに秋をいちばん好きらしい。   太陽が隠れて、急にさむくなって、ふとある疑問が浮かんだ。 太陽の熱ってのはどうやって地球にとどくんだっけ?  これは盲点だった。 たとえば光はそれ自体が媒質となって粒子=物体として、媒質の存在しない宇宙空間をつたわってくるらしいじゃない?  じゃあ熱って媒質のない宇宙空間においてなにをつたわって地球に熱さとして届くの?? と。  地球での話なら熱は物体の分子の振動とかに変換されてエネルギーは保存されるからおかしくはないけど、宇宙空間における「熱エネルギー」ってのはどうなってんだっけ? というか宇宙って絶対零度(0ケルビン)なんじゃないっけ?? あれ?? こんな基本的なことがわかってなかったことにいまさら気づき、ふたりショックをうける。 気持ちいいショック。 しばらくあれこれふたりで知恵をしぼるけど、やっぱりそもそもそこのところの理解は抜けてたみたいでどうにも解決しない。 太陽を中心として宇宙が球状グラデーションで「太陽系の空間はけっこう熱い」なんてイメージはどう考えてもおかしいから、やっぱり宇宙空間は基本的には絶対零度近辺で寒くて、で、地場とかオゾン層とか抜けてくるときに熱に変換されるような、宇宙空間を伝わることが出来るなんらかの高エネルギーみたいなのが太陽からはでてるのかしら??  光はべつでしょ? よくわからないけど。 なんとか線?? なんとか波?  これってみんな知ってるのかなー。  なんであれだけ学校で物理やらされてこんな生の部分が抜け落ちてんだろう。 残念。  そもそも「エネルギー」の実体って????  そしてエントロピーとは????   一から勉強しないとただの情けないバカだな、ぼくは。

2003-10-05-SUN

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