No.411 グランドセフトオート

実はおととい、どうしてもがまんできなくなって「グランドセフトオート(偉大なる車泥棒?)」という洋ゲーからの移植モノを買ってしまった。 サッカーと囲碁でほんとなら最近の娯楽要素は十分なので、これは絶対我慢しなきゃいけないとおもって、一度は買わないことに決めてたんだけど、どうしても一度気になったものは頭から離れてくれず、こんな悶々してるくらいなら買った方が生活全般の長期的なパフォーマンスがいいと気づき、買った。 買ってしまった。  なんでそんなにほしかったかというと、このゲーム、4キロ四方の「街」がかなり現実的に丁寧に作られていて、信号でちゃんと車は止まるわ、それらしく歩道を歩いてる通行人もいるわ、時間も流れるわ、雨もふるわで、ぼくが長年求めていた「現代の街の箱庭」がおそらく最高峰の出来で存在するのだ。 4キロ四方っていったら相当広い。 港があり、倉庫があり、バイパスがあり、鉄道があり、中華街があり、病院、警察、エロい店、レストラン、それらがすごく現実的に配置され、その街をぼくは徒歩でも車でも電車でも好き勝手に動き回れる。 さすがに建物の中まで入れるのは一部のイベントに関係するモノだけで、ショウウィンドウなんかもはりぼてなんだけど、外を歩いてるだけでも十分楽しい!  本来のゲーム内容は、ひたすら車強盗を繰り返し、その車を使ってマフィアやギャングからの殺人依頼や、爆破依頼や、強盗依頼をこなしていくという、かなーりダークなもので、実際18禁のあぶないゲームなんだけど、通行人を銃でうったり、バスでひき殺したりしてもなぜか(普通はこれが気持ちいいんだろうけど)別にそれほど楽しくないぼくとしては、ひたすら散歩するという遊び方がもう最高に楽しくて楽しくて、何時間も、全然ゲームの目的を無視して、ひたすら歩き回っていた。 車にのったらのったで、ちゃんと赤信号でとまって、駐車するときは路肩によせて、と、そこまで丁寧にする必要ないってとこをあえて丁寧にすることで、自ら箱庭のリアリティをあげて喜んでいた。 これはね、散歩好きにはほんとにたまらないおもちゃですぜ。 もちろんどんなにリアルに疑似街があったとしても、結局現実の散歩の「ある1要素」の拡大でしかないから、当然ほんとに近所を散歩した方があらゆる面で有意義なんだけど、なぜかこの「疑似」ってのが得体の知れない強烈な魅力をもってんだよね。  ミニチュアの持つ魅力ってのは同じことなんだろうな。  4キロ四方の街の道を頭にいれるってのは結構大変で、しばらくは「道覚え」で楽しめそう。 ここの公園の小道から港の裏に抜けれるとか、背の高いデパートを遠くから目印にしたりとか、ほんとに現実みたいで気持ちいい!  そのうち店の中まですべて作り込んだ、しげぽ垂涎の、ほんとの「街再現おさんぽゲーム」でないかなー。 需要ないかなー。

連休最後の今日は、ゆっくりとお風呂につかって、しおりちゃんから前に借りた「I LOVE HER」を読み終え、疑似散歩をし、さぽに髪を切ってもらい(ほとんど坊主!)、ふたりポップンをし、どうでしょうを見て、そして寝た、という徹底的にインドアな日でした。 天気は雨のち曇り。

2003-10-13-SUN

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