No.462 弟

じつはわたくし、10年来の痔をもっているんですが、どうも近年、あまりにも育てすぎたなと後悔しております。 若いうちに芽をつんどくべきでした。 もはや弟(痔のこと)は、内部でとんでもない大きさにふくれあがり、うんものたびにまず、うんもよりも数倍でかい体積でもってこんにちは。 複雑怪奇な弟をぬってうんもがでてくるもんだから、ちょっとやわらかうんもだったりしたひには、すべてふきとるのがたいそう骨でございます。 すべてふきとるといいますか、弟は、外部にでたときは肛門についたこぶのようなフリをしてますが、しかしその実、弟は内蔵の内壁でもありまして、つまりオモテだとおもってみている弟の外側の面は、内部では大腸の内壁なのであります。 つまり、弟の汚れをどこまでもしつこく拭き取る気になったらあなた、それこそ最後は肛門に腕をつっこんで、胃のなかまで遡ってふくことになっちまいますのです。 だから、このへんまでかな、と、便宜的にやめどこを設定しなきゃならんのです。 そして。出ているとこだけうまく綺麗にしたところで、2本の指で、ぐぐぐぐっと体内に押し戻してやるのです。 ちょっとかっこいいでしょう?  こまったことに、この弟、ちっとも痛みがないもんだからこんなになるまでほったらかしにしちゃったんだけど、最近押し戻してもちょっとだけ粘膜質ぽい皮膚が体外に残っている感じがするのです。 これはそろそろ、ほんとにやばいかなと。 しおどきかなと。 長年つれそった弟ともいよいよお別れかな、と。 しかし恐ろしいのが、これだけ肛門付近にインベーダーとして長年いすわった弟、肛門の筋肉なんかとはいったいどういうつきあい方をしてきたのかということ。 弟とったら筋肉までついていっちまったなんてなったら大変!  ぼくはうんもを我慢できない男になってしまうじゃないですか!  か、かっこいい!!!!!!

2003-12-03-WED

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