No.481 アトム布教

アトム!!! 12/18、ゲームボーイアドバンスでSEGAからでた鉄腕アトム!!! これが冗談じゃない面白さらしいのだ! ぼくはまだ実際にやっていないんだけど、いまだかつて見たことのないとんでもない評判の良さなのだ! 普通に考えて「ゲームボーイアドバンスでSEGAからでた鉄腕アトム」のゲームにぼくは反応しない。 手塚は好きだがアトムはあまりよくわからないし、SEGAにもほとんど思い入れがないし、第一ゲームボーイアドバンスはもう半年以上使っておらず、やっぱり車通勤のサラリーマンは携帯ゲームなんてするタイミングはないなー、なんておもってるぐらいゲームボーイのソフトには注目しておらず、ようするになにも引っかかる要素がないのだ。 で、世の中的にもそういう人が多いとおもう。 ところが偶然立ち読みした雑誌のレビューで、他をひきはなした高得点のこのゲームがなぜか気になり、3D全盛のこのご時世に硬派な2D横スクロールアクションを新タイトルでだしてこの点数かー、いいなー、おもしろいんだろうなー、なんておもってレビュー内容をみて驚愕! なんとこのゲーム、開発にあの「トレジャー」が絡んでいる。 というかアクション要素はほとんどトレジャーメインらしいじゃない! トレジャーは前にも書いたけど、ほんとに優秀で誠実な職人気質が集まったすばらしいクリエイター集団で、ここがつくったアクションはほんとにハズレがなく、いわゆる「クソゲー」とは対称的な位置にある「神ゲー」の称号を多くの辛口マニアからあたえられている。 アニメでいったらジブリみたいなもんか。 零細マイナージブリだけど。 ぼくはこういう人たちを見つけたら、絶対に「投資」すると決めている。 音楽しかり、映像しかり、テキストしかり、とにかく「ほんとうにいいもの」は「売れない」ことになってるんだから、見つけたら必ず投資しないと知らないうちに消えてなくなっていってしまう。 お菓子でもお店でも番組でも、とにかく「いいもの」は消えるのが早い。 ほんとにはやい。 残るのはわかりやすいくだらない愚にもつかないものばかり。 いや、いいんだ愚痴は今日は。 とにかく、この愛すべき21世紀の2Dアクションがトレジャー製とわかってしまった以上、必ず定価で新品を自分が買うということは決定した。  で、数日して、発売日になり、リアルな評判が続々ネット上にあふれてきた。 これがずざまじい!!!!!!  いまだかつて、ここまで全員が大絶賛してるものを、ゲームにかかわらず、ぼくは見たことがない!!!  リトルダンサーだってアメリだってけなすひとは大勢いる。 マイルスだってエヴァンスだっていっぱいいる。 あれだってあれだって、どんなに非の打ち所のなさそうなすばらしいものにも、ぜったい逆のことをいってくる人ってのはいるもんなのだ。 感性の差による本気の反対、単なる煽り、とにかくワサワサワサワサ非難というのはでてくる仕組みのはずなのだ。 「考えるの」がたくさん存在してたら。  ところが!!!  この「鉄腕アトム アトムハートの秘密」には全く、ほんとに全く非難がないの! それどころか全員がほんとに心からすげーすげー神ゲー神ゲーいってんの! こんなことはありえないってぐらいみんながみんな大感激してんの! もうぼくはみてるだけで身震いしちゃいました。 どんだけすげーんだ!?!?   アクションの出来の良さはさすがトレジャーってなものらしくて、みんなも当然そこを期待して買って、そして期待どおり、あるいはそれ以上だったんだろうけども、しかし、さらに、ストーリーがあまりにも秀逸らしいのだ! このゲーム、アトムを主人公にたてて、アトムの世界観を軸にしているんだけど、実は中身は「手塚治虫ワイワイワールド」状態らしく、とにかくあらゆる手塚キャラがどんがどんが出てくるらしいのだ。 しかもその使い方がすばらしくて、ただ無理矢理キャラをいっぱい出してる、ありがちなキャラゲーでは決してなく、キャラの特性を完全に理解し、それぞれのキャラの登場する漫画の世界観をもしっかりと踏襲し、そしてそれぞれがしっかりと気持ちよく絡みあい、それが神がかりの気持ちのいいアクションと相乗効果でひきたてあい、ゲームとしてもとんでもなく面白くなりたっていて、話を聞いているとほんとによだれものの奇跡のような「手塚ゲーム」なのだ。 そもそも手塚のキャラって本人もいってるとおり「役者」として存在していて、いろんな作品にいろんなキャラがでるっていうあの方式をとっているじゃない。 だからその精神をしっかりとくみ取った手塚ファンのゲームデザイナーがしっかりとした仕事をすることで、ほんとに手塚作品の集大成的新作ともよべるような作品ができあがってしまっただろう。 現に、このゲームをやって「幻の『火の鳥 アトム編』の心残りが解消された」てなことをいってた人もいるぐらい、新作手塚作品としてストーリーがすばらしかったらしい。 どうも一周クリアしただけではまだ全然話が半端らしく、キャラクター名鑑なるものもスカスカで、2周目プレイを余儀なくされるらしいんだが、みんながみんな、2周目が苦じゃないというのだ。 というか、これは2周目じゃないみたいなことをいうのだ。 というか、ぶっちゃけいっちゃうと、1周目が終わると、なんと火の鳥が出てきて「復活編」として2周目が始まるのだそうだ。 【火の鳥が出てきて「復活編」】 もうたまらないでしょ? ファミコン世代が、手塚好きが、なにが気持ちいいか、どうしたら喜ぶかを徹底的に追及したプロ集団の完璧な仕事。  ほんとは正月休みまでは買うのを我慢しようと思ってた(せっかくギターが面白いし、コンガもカートもある)んだけど、もうこれ書いてたら限界。 とにかくさわりたい! どんだけすごいのか感じたい!  先週、こういうすごい評判なんだぜ旦那、と会社の同僚の大谷さんにすすめたところ、大谷さん、さっそく買ってきてやったのさ。 まさにネットのあの方たちとまるきり同じ反応。 ほんとに冗談じゃない面白さらしい。 こんな工夫がありえるのか、この伏線がまさか、ぐふ… てなもんで、聞いてるこっちはたまらない。 もうだめ。 買って帰る。 あーだめだめ。 急に死ぬかもしれないんだからさっさとやんないと。 製品情報はこちら。製作話はこちら。 読むといきなりピンときます。

2003-12-22-MON

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