No.483 2003年、クリスマス、イブ。

クリスマス、イブ。 なんと、クリスマ・スイブではないのだそうだ。 なにせ、「クリスマス」の「イブ」なんだから、スゴイ!  ニヤリ(ムカリ)とする人は相当…  いや。   家に帰るとリンリンリン、シャンシャンシャン、ドンドンドン、シャラランランと歌い、銀色の三角帽をかぶった、あたまのおかしな子がひとりと、おえっ、おえっ、と、もどしそうになりながら、生クリームをなめる頭のおかしい白い動物が一匹。 これが、クリスマス、イブ。 クリスマス、イブには誰であろうと家に帰れば必ず「リンリンリン、シャンシャンシャン、ドンドンドン、シャラランランと歌い、銀色の三角帽をかぶった、あたまのおかしな子がひとり、おえっ、おえっ、と、もどしそうになりながら、生クリームをなめる頭のおかしい白い動物が一匹」いるのだそうだ。 これはうんと楽しいぞ! あたまのおかしな子はぼくに自分と同じ銀色の三角帽を渡して、かぶれという。 いわれるがままにぼくは銀色の三角帽をかぶり、落ちないように白いゴムを顎にかける。 さらにあたまのおかしな子は、ひとまわり小さいキラキラの三角帽をふたつ、戸棚から取り出し、これもかぶせろという。 しかしおかしい。 この小さな三角帽は頭のおかしい白い動物に大きさがぴったりなのだが、頭のおかしい白い動物は一匹だ。 変だなとおもいながらあたまのおかしな子をみると、あたまのおかしな子は青い色になって半分透けてしまっていたので、ぼくはあわててリサ・ドローブくんにもうひとつの三角帽をかぶせた。 リサ・ドローブくんにはこの帽子は大きすぎるけれど、でもなんだかグリとグラのグラみたいでかわいい。 頭のおかしな動物は帽子をしたまま外にでていってしまい、帽子の顎ひもは首のところまで落ちてしまい、帽子は下に回転してノドチンコから突き出たような格好になってしまい、アブナイのでぼくは外にでて頭のおかしな動物をこっそり後ろから抱き上げ、家の中にもどした。 おえっおえっといっていた。 あたまのおかしな子は実はさぽじんじんで、頭のおかしい白い動物は実はみみみーで、急にそのことがわかってひらめいて衝撃をうけて、こういう衝撃をうけたときの耳のジンジンするかんじがたぶん「サンタクロース」というやつなんだろうなと直感的にわかって、自分というのはすごい人物だなーとおもい、ウラをとってもっと気持ちよくなろうとおもってインターネットで調べたところ、サンタクロースというのはなんだか赤い服をきた幸せそうなおじいさんのことらしく、耳のジンジンするかんじとはたいそうかけ離れていて、なんとも自分という人物は情けないなーと落ち込んでいると、さぽじんじんが「NANTO!」、あの例のぼくのこの世で一番大好きなオリーブマシュルームピッツァを焼いてくれたので悲しみは吹き飛んでしまった。 ポパイがほうれん草を好きなように、ドラえもんがどら焼きを好きなように、チビ太がおでんを好きなように、はたまたキン肉マンが牛丼を好きなように、しげるといえばオリーブマシュルームピッツァ、オリーブマシュルームピッツァといえばしげるってなぐらいなもんだってことを、このじんじん先生はちゃんとわかっているのだろうか?? 毎朝毎晩、弁当にもたのむぜ。といっているのに。なんていってる間に食べちまえ!  う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、う、ま、い。  うまくてちんだ。

死んでおいてなんなんだけども、いまぼくの耳に流れる音楽があんまりにも気持ちいい!!! 前から愛聴していた竹村延和の「ソングブック」という超名盤なんだけども、後ろの方の曲だったせいでなかなかそこまでたどり着かずに聴くのを中断してしまっていたのか、いままで気づかなかった。 竹村というとピコピコしたミニマルな印象やノスタルジックなリフレインの印象が強いとおもうけど、この曲はリズムセクションの変拍子、手数の多いバタバタ感がとんでもなくかっこいいよくて、ホーンや鉄琴やアコースティックギターといったウワモノとの複雑で不思議なからみもとてつもなくキレてて、綺麗で、あんまりかっこよすぎて鳥肌がたってちんだ。 よくよく聴くとこのアルバムには3曲ほど、リズムセクションがマイスパレードばりのこういう曲があって、ぼくはよりいっそうこのアルバムが愛おしくなりました。 

2003-12-24-WED

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