No.498 逝った

ショック。 ついにパソコンが逝った。 いや、はっきり逝ったわけではないんだけど、我慢の限界を超えるほど、あらゆる不具合が頻発、慢性化したところに、極めつけ、主要使用書体を読まなくなった。 もうこの期に及んでさらに上塗りの応急処置をする気には到底なれない。 もういやだ。 もーう細胞全部が「いやだいやだ」と騒いでいる。  大体仕事の必須道具に自分の道具を使わせられている状況で、何年も稟議を出してるのにまったくとおらず、ソフトも書体も一切もたないというこの会社の態度にもう我慢ならない。 気持ち悪すぎる。  で、もう仕事にならないけどどうしますかと挑戦的にいったところ、またも代替機手配という応急処置で対応終わり。 購入促進にはならず、終了。  その手配も適当だからなんだかんだあっちこっち電話をかけたり必要なものをどこから入手するべきか大谷さんの知恵を借りて考えたりと、なんでここまでこっちがやんなきゃいけないんだと腹がたってくる。 F1レーサーがレースで使う「中古のミラ」を借りるために四苦八苦して、片方無いサイドミラーをつけるために自分の知り合いの車屋のおじちゃんに頼んだり、すっぽ抜けたギアの代わりを倉庫から見つけてきたり、そもそもタイヤがないから「買ってもいいですか」とお伺いたてて自分で注文しなきゃいけないような、そんな状況。 こっちは走るのがんばってんだからチームでしっかりマシンぐらい揃えなさい! それでいてそのポンコツミラでF1並の走りをしろという。 ドライビングテクでカバーできる領域外の話だっつーの。 くそが。  で、今回はもうどうにでもなれってな勢いで、初めてディスクの初期化をすることにした。 これまでの6年間近くの蓄積された情報を完全に全部消し去り、まっさらなディスクに必要なものだけ入れていく。 気持ちがいいじゃないか。 代替機はメモリだけいただく。 内緒だ。  さてさてところがいざ工場にいってみたらなんと肝心要の書体がどこにもない! 聞くと修理中だと。 しかも誰もいつもどってくるのか把握していない。  か!  書体がなきゃ本格的になんにもできないってんで、急遽注文。 明日届くという最速ルート。    さて、注文した方の書体群はいいものの、初期化から再構築したのち、その書体とは別のウラモノの書体を読まなくなってしまった!  かなりの使用頻度の書体で、それがないと仕事が全く成り立たないというもの。 そんなものまでウラモノの我が社。 どこもこんなもんか。 なさけない。 お金をかけるところを力一杯間違え続けて、それでも売り上げがあるから不思議だ。 ちゃんとした人がちゃんとやったらはたしてどんだけ儲かるか。  さて、この書体がはいらないあたりから、久々に胃がギリギリいいだした。 一日仕事にならなかった上に、最後にこんな致命的なダメージ、解決のメドもたたない。 不満といらいらと焦りと心配と、なにより一日の不毛さを考えるといっそう胃が痛む。 何かに向かうときに生じる意味のある苦痛でなく、組織のだらしなさの生んだ不幸せのフォローのための苦痛。 ばかばかしい。 いてー。 くだらねー。 ぎりりり。 いったいどうすんだ?

なにも解決しないまま、妙な疲れと胃の痛みをつれて家に帰り、さらに追い打ち。 今晩の唯一の希望の星だったヨガ教室に問い合わせたところ、なんとこの教室は永久的なものではなくて、8回こっきりで終わるプログラムなんだと。 ぼくはそれこそ死ぬまでやり続けたいぐらいの勢いでもって取り組む気満々で申し込もうとおもったのに、8回で終わりって…  しかも電話にでたのがいかにもギャルギャルしいアフォっぽいオメコで、こっちがちょっと詳しく聞くとあからさまにめんどくさそうな感じだもんだからこちらの失望をさらに煽り、もう今日はだめなんだなとわかった。 こういう日はギターを弾けば弦が切れて失明し、囲碁をすれば変な幽霊に取り憑かれ、なにをやってもろくなことになんないんだ。 こういう日は、マンガ喫茶でもらってきた野球狂の詩でももって風呂にはいって、ゆっくりなんにも考えないでアフォみたいな顔してきもぢえーとかいって読んで、そのまんまズルズルとねちまうのがいいんだ。 といいつつも、零下の部屋で湯冷めしながらヨギる自分がいとおしい。 3度目のヨギ、どうなるか!?

2004-01-08-THU

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