No.502 散歩坊主春巻き変態

一日正座していたらだんだんなれてきた。 はじめは足首が堅くて、すぐに土踏まずが腓返りをおこしそうになったのだが、夕方くらいには2,30分は平気で座ってられるようになった。 かかとをはみ出して座るのはO脚になってしまい、ただでさえO脚のぼくには最悪なので、もう一度しっかり自分がどっちの足が長いのかを見極め、完全に右だと確信し、それならと左足を大きく右足上に重ねる正座を採用。 楽な上矯正促進で一石二鳥。  昼過ぎ、さぽを迎えにいき、家に帰ってすぐにふたりで散歩に出かける。 最近ちっとも散歩をしていなかったから無性に歩きたくなった。 ぼくはもともと歩くのが大好きなのに、なぜか今回の秋はあまり散歩に出かけず家でばかり遊んでいた。 夏の揺り返しがそうさせたんだとおもう。 とにかくこもって好きなことをしたかった。 でももうその時期も通り過ぎ、というかもっと大きな流れの中で、どうも運動をしたがっているようなのだ。 体が、心が。 ほんとにほかのことどうでもいいってぐらい、体をつかって楽しみたい気持ちでいっぱいなの。 で、ぼくの中でその頂点にあるのがやっぱり登山ぽい。 去年は結局踏み出せなかったけど、今年はなにがなんでもはじめるぞ。 「歩く」のが異常に好きな上、「山」もひっくりかえるほど好きで、なんでいままでやんなかったのかわけがわからない。 さぽもノリノリなのがまたうれしい。 ふたりしてやばいぐらい趣味が若年寄り化してきているが、いい、いい。 大体学生のときにわかった気になっていた世界のイメージに間違いはほとんどなかった。 どのくらいの距離感で「お金」や「かっこいいこと」とかと接しているのが楽しいかもおおよそつかんだ。 あとは自分らの感覚を信じてしまっていいとおもう。  まずは健全な精神と肉体がなけりゃだめだ。 多少変態性がなくなってしまっても別にいいじゃないか。 もともとないわけじゃない。 恵まれた順番だ。 もうすぐ例の30代だ。 ドントトラストエニワン「アンダー」サーティーだ、ちきしょう。 気持ちがいい。  ということですごく気持ちいい散歩となった。 前から会社に歩いていくってのはどうだろう?と考えていて、試しに会社までどのくらいかかるか行ってみた。 大体3キロくらいで、普通にサクサク歩いて30分。 いい!! 気持ちいい!! 毎朝晩このぐらい歩けたらどれほど幸せか!! 冬はちょっといろいろ大変だけど、間違いなく晴れた日はこれからは歩いていこうと決めた! いや、決めた? ちょっとずつ様子みながらやってみよう、くらいか。 帰りがばかみたいに遅くなったらさすがにきついかしら?とか悪天候とか心配しちゃうんだよな、どうしても。 さぽに運転を覚えてもらって、そういうときはお願いするようになれば最高だなー。 すばらしいなー。   1時間30ほど歩き、とても気持ちよく帰宅。  歩いていくとして、帽子がなきゃさむいが、はんぱに短いこの髪だと長時間の帽子はみっともない癖がついてそういうの気にするのもだるいなー、ということで、丸坊主決行! やった!ついに夢のまるぼ! 6mm! すっきり! 気持ちいい!! ほんとに気持ちいい!! もっとはやくすればいかった。 これ以上の髪型はないってぐらいぼくは丸坊主が大好きなんだけど、頭の形がわるいからと躊躇していた、が、いざ刈ってみるとおもったより丸い感じで、自分的に全然オッケーレベルだったからとてもうれしい! 坊主最高!  ひさびさにさぽが生春巻きを作ってくれて、ウハウハの夕食。 忘れていたが、うちの生春巻きは超絶品!! どこのお店のゴイクンよりもなにかうまい。 非常にコストと手間がかかるからちゃんす船長はなかなか作ってくれないが。  変態体操、正座プレイと楽しみ、ぎしぎしと悲鳴をあげる体をさらに紐でしばり上げ、就寝。 今日からさぽも変態体操の仲間入り。 さぽが変態体操さぽ解釈バージョンしながら「はい。ウンチでました」をやったらぼくは間違いなく笑い死ぬ。

2004-01-12-MON

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