No.508 この暴力漫画をもうちょっと借りてくるべきだったな

ちょっと遅く起きた。 天気がよくてうんと気持ちよくてたまらず外にでると、庭で遊んでる鳥をねらって身をかがめていたミミがぼくの立てた物音でこちらに気づき、怒られるかとおもいきや、なんともうれしそうに「あーしげちゃんだー」つって子鹿走りでツッタカツッタカすりよってきた。 きゃわいい! ミミは楽しいときとかうれしいときにこのスキップするような独特の走りかたをするもんだからすぐにわかる。 部屋でさっきまであっていたときは倦怠期の夫婦のようにお互い空気のように気にもしていなかったのに、外で会うということはミミにとってなにか特別な楽しい出来事らしいのだ。 外という「自分のフィールド」のはずの世界に、「家の生き物しげちゃん」がやってきたという感じなのかしら。 とにかく意外、驚き、好奇、喜び、期待が感じられる表情、動き、態度でもってぼくのまわりにまとわりつくミミはうんとかわいい。 稲村さん家の玄関前でミミはいつものように体をゴロリンバッタンしてこちらにアピール。 ここね、ここね、あちしの場所よ! においとかね、うんとするしね、ざらざらしててうんときもちの!  ほーそうかねそうかねと無防備にさらけだしたお腹をなでると、さらにヒートアップしてバッタンバッタン受け身。 しばらくミミとふたりで冬は冬でいいもんだねーなんつって稲村家冬の庭を満喫し、いつまでも玄関に顔をこすり続けるミミをおいて家にもどる。 昼までの今日唯一の自分だけの自由時間をどうすごそうか考え、迷ったあげく雪山へ。 さんざん滑り、満足し、さぽからバイト終了の電話をうけて無印へ。 で、一気に南へ走り、桜田mosで昼食。 桜田店の店長の「ありがとうございましたーーーー」の「たーーーー」は身の毛もよだつほどさぶい。 なんと表現していいかわからないが、こんなさぶい「たーーーー」をいえる人はなかなかいない。 へんにくぐもらせるというか、英語のRの発音を間違って覚えた人がうっとおしいほどにそれを強調するそれと近いような、細胞全部が拒むような、あれ。 「ありがとうございましつぉうrrrrrerあ〜〜〜〜〜mmmmm」みたいな。 しかもそれがいいつもりして私が見本よばりに堂々としてるからなおキモい。 誰かおしえてあげなさい。  昔バイトしていたというかおりちゃんに聞いたら「みんな真似してた」とのこと。 いい話だ。  JOY、ヤマザワで買い物して、まさかHAGとかsteelcaseの椅子間違っておいてないかなとニトリにいくが勿論そんな間違いはあるわけもなく、それどころかニトリの副作用か周辺のきもいパステルツーバイフォーの家家に吐き気をもよおしてしまい、その吐き気が種となってふたりほんとに風邪っぽい不安が体をめぐる。 やばいか?  さて、さぽはジオスのウェルカムパーティー、ぼくはのんちゃん家にそれぞれ遊びにいく予定だったので無印ウラで5時ぐらいにバイバイ。 オーバンにいき、のんちゃんに迎えにきてもらう。 今日はのんちゃんにいわれてマイギターをもってきた。 ディアプルーデンスなどひけば気持ちよくなり、コードの勉強などしてはかしこくなり、北斗の拳をよめばたくましくなる。 たくましくなったところで夕食をごちそうになる。 たくましくなったところなのでいくらでもたべれる、否、丹野家の夕食にはずれなしなのでいくらでもたべれる。 今日のコロッケも鍋もうまい! チーズのまん丸いコロッケがたまらなかった! 食後、となりにすわってたじいちゃんから太平洋戦争終戦間近のころのリアルな話を聞く。 いやー、実際いってたひとから聞く話は段違いでおもしろい。 色々聞いておもったことは、どこでもどんなときでも大体人間てのはしょーもないことをやってるもんだということ。 大多数の常なるくだらないひがみ、いじめ、ずる、そして少数のときおりきらりと光る素敵。 どこのだれのどんな話をきいても、それらの割合ってのは間違いなく同じ。 地球の人類の安定係数みたいなものがある。 これには永遠に抗えないのか、一時的にバランスをかえたにしてもおそらくすぐに弾力をもってもどってしまうのか。 こまかな美を、倫理を、マクロに適用させようとすることじたいがそもそも無意味か。 じいちゃんの無限ループに酔いしれていると、オーバンのしまる時間が迫っていることにきがつく。 それではごちそうさまでしたとおいとまごい、たくましさの種、北斗の拳2,3巻はもちろんポッケに忍ばせ、帰宅。 ほそくかりるのが通。  ここらへんから今日の通奏低音であった後頭部の頭痛が爆発しはじめる。 どくん、ずきん、あしゅあしゅ。 たえがたいいたみ。 日中の買い物とギターと、無理していっぺんに運ぼうと無理したもんだからなおいっそうずっきんずっきんあしゅあしゅ痛みがうねりだす。  さぽは意外にも(もう10時)まだ帰っておらず、がんばって荷物をふりわけ、ミミにごはんをくれ、ドロン日記をかいているとさぽ帰宅。 しげぽもうだめ宣言をし、就寝のお許しをいただき、ばっくんばっくんあしゅあしゅいってるにもかかわらず、こっそりたくましさの種を忍ばせて床につく。 ジャンプコミックス2冊なんてのは意外なほどあっというまに読み終わり、頭痛薬もちょうど効き始めてきたので本格就寝。 もちろん足はしばってある。 しかもさぽ作成のできたての安原家オフィシャルなやつでギュ。

2004-01-18-SUN

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