No.532 本が無性に読みたい

読書欲求ってのは急激におりてくる。 特に忙しい日々が続くときまっておりてくる。 とにかく最近本が読みたい。 どうしよう。 去年東京出張のせいでタイミングを失っていまだもったいぶってるカンバセーションピースは、もうもったいないから夏になるまで我慢することに決めた。 ぼくがいなくなったことで一番いい季節によめたさぽが「圧倒的に夏に読むべき」というし。 で、今日は午前中風呂にはいりながら安部公房の短編集を読んだんだけど、たしかにおもしろいんだけど今求めているのはもっとなにか違う。 理想的なのは池澤のスティルライフ、もしくはチボー家みたいなもの。 共通項はないようであるようでやはりないのだが、兎に角そういうのが読みたい。 さぽが読み終わった殿山エッセイを貸してくれたけど、今はエッセイじゃないんだ。 で、ちょっと考えてわかった! 罪と罰! ドストエフスキーはとんでもなく面白いとしりつつも、なんとなく読まないできてた。 たぶん勝手に「でかい本」のイメージがあって、かさばるのがいやだったぽい。(チボーはでかいながらも文庫ぽいからかわいかったし持ち歩きやすかった) 今日はじめて正式に意識し、正式に意識した結果、文庫本を買えばいいと知った。 そうだ。  ってんで、いろいろ買い物した後ブックオフにいって探したんだけど、ベタベタすぎてなのかなんなのか、無い。 白痴もなんとかの兄弟もなんにもみつけられない。 仕方ないので(というのも失礼だが)池澤の処女作と、その近くにあったノーライフキングを買った。 そうだ、ノーライフキングを見るのをずっと忘れてた。 ぼくはいますごくこれがみたいじゃないか。 一件落着。 この2冊はさらりと気持ちよく読めそうだ。 ほんで罪と罰はネットで注文。 こういう超有名な作品は複数の翻訳があるからどれを選ぶかで大きく印象がかわってくる、ということを今日初めて意識した。 どうもだれそれが訳したやつは口語が軽くてなんだか重いイメージが台無しらしく、なにがしが訳した新潮のやつはすごくいいとかなんだとか。   ところでブックオフで3年ぶりに斉藤さんにあった。 斉藤さんはブンブン堂でバイトしてたときに一緒だったひとつ上の女の子で、気持ちのいい毒をはく賢いヒトだったのでぼくは斉藤さんとレジの時は楽しかったんだけど、なんとこないだのジオスパーティーの話をきよこ先生が別のクラスで話したら、そのクレイジー夫婦を知っているという女の子がいたそうで、なんとそれがその斉藤さんで、なんという偶然、世間はせまいねーなんて話してた矢先、今日こうしてばったりあった。 しかも滅多にいかないブックオフで。 カクテルパーティー現象の一種といったらそれまでだけども、それにしてもおもしろいもんだ。

2004-02-11-WED

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