No.535 ゆきみらい

さあ、今日は米沢でのイベント手伝い。 ゆきみらいというイベントの運営をうちが「企画会社」として請け負い、担当にさせられた数名がこの半年ですっかり殺されてしまった恐ろしい仕事のフィナーレ。 ここ数週間は担当以外の人間もすっかり巻き込まれ、職場が荒れに荒れた。 さて3日間あるイベントの最終日の今日、ぼくは独楽の絵付けの説明係としてお手伝いする順番がまわってきた。 朝、お父さんに市営体育館まで送ってもらい、ちょうど山形から乗り合いできた4人と合流して中へ。 初めてみる会場だが、パース画を何回も修正したりしてたからなんだか馴染み深い。 独楽絵付けやいろんな説明を受け、だんだん面倒な気持ちが楽しい興奮に変化していく。 本当はひとりでこのブースをまもるはずだったんだけど、今日はこなくてもよかったかおりちゃんや長谷部さんが手伝いにきてくれたおかげで3人で余裕をもって仕事できた。 スタッフの説明会の時に、不意に後ろから「しげる」という聞き慣れた声。 ふりむくと従兄のこうちゃん。 こうちゃんは市役所で働いているので会場をウロウロする係にさせられてらしい。 実際はすることもなく、一日もてあましていたみたいだった。 開場1時間くらい前から四中の吹奏楽部が今日のオープニングの演奏のリハをはじめた。 これが鳥肌がたつぐらいかっこよくてびびった! 5種類くらいのいろんな打楽器の前にマリンバと3種類くらいの鉄琴。 はじめ全員が打楽器をユニゾンで太鼓的なリズムで大迫力で刻む。 だんだんとアクセントの位置がそれぞれ個性をもってきて、ユニゾンから生きたリズムができてきた。 数人が楽器を移動し、鉄琴や木琴のメロディーが重なる。 びびった。 普通に良質なポストロックのライブでもみにきてるんじゃないかってぐらいかっこいい!  長谷部さんにきいたんだけど、四中って全国金賞とかいうすごいレベルなんだそうだ。 これでけで来たかいがあった。

開場して予想通りちびっこたちが独楽の絵付けにくらいついてきた。 なにが面白いって、回転する横ろくろみたいなところに独楽をつけてそこに筆をつけてぴゅーっと線がつながるんだから、大人でもはまっちゃう。 実際昨日までの2日間は平日ってことで関係者が客のほとんどで、団塊世代のおっちゃんがいちばん楽しんでたというし。 いろんな人がいろんな感覚でいろんな独楽をつくっていて面白い。 色をとにかく全色つかわないと気がすまないひと、最初にベースをぬってからそこに新たに線をくわえていく人、細い線をきれいに何本もひいていく人、性格と美意識がいきなりわかる。 ぼくはどうかんがえても単色がきれいだと思うタイプ。 紺の細い線を強弱つけながらひいていって、下は丸くちょっと広い面積でぬる。 気に入っておいていたらひやかしにきたあこちゃん(いとちゃんとふたりできた)はすぐに「これがいい」といってぼくのそれを指した。 これが姉弟。 いとちゃんもひとつ記念に作って帰った。  3日目で独楽の数が残り少なくなっていたので、1時ぐらいに独楽がなくなり、閉店。 弁当をたべて、ぶらぶらしながら閉会を待つ。 閉会。 一気に撤収作業開始。 作るのとちがって壊すのは早い! 7時までみてた撤収作業が5時で終了。 長谷部さんに送ってもらって家にかえる。 さっそくじいちゃんと囲碁勝負。 昨日同様この広さがなきゃ囲碁にならねーってことで19路盤。 しんじられないくらい面白い。 生の人間のリアクションを前にして、実際に道具にさわってする囲碁ってのは、やっぱり最高に面白い。 しかもやはり19路あっての囲碁だというのを思い知った。 この、こちらを生かさせてわたくしはこちらを生きる、というかけひきは、この19路盤でなきゃほんとうではない。 すっげー楽しい。 結果はぼくの二連勝!! なんか、この勝負でサイヤ人並みにどかんとレベルアップした気がする。 今年にはいって囲碁のなんたるかが急激に飲み込めてきた。 石倉さんの本がよかった。

夜、おとうちゃんが帰ってくるまで3人でヨガをして遊んだ。 やっぱりいとちゃんが通う太極拳とヨガは共通点が多く、ぼくが説明するいくつかのポーズとほとんど同じポーズ、呼吸をいとちゃんは知っていた。  ゆったりと夜を過ごし、お風呂にはいり、夏の朝の成層圏を読みながら寝ようとおもったんだけどねむくてすぐに寝てしまいました。

2004-02-14-SAT

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