No.550 騒いだ夜の次の日ってのはなんだかちいともの寂しいもんだね

朝方二度寝してしまい、次に起きたのが9時ごろだったと思う。 目を覚ますとちょうどゆうやととしみつが帰るところだった。 ゆうやはいつも泊まった次の日はさくっと朝のうちに帰り、休みは自分ひとりの時間をちゃんと守る。 この感覚はぼくもまるきり一緒だから、えーかえっちゃうのとは思わない。 そらそうだよね、と。 でも残ってくれる人は残ってくれる人でありがたい。 自分だったらとっとと帰って自分のことしたいというだけで、泊まられた側としてはできればずっといて欲しいというのが正直なところ。 つまり、えーかえっちゃうのと思ってるってことか。 さっきのは嘘だな。 あれ?   さて、寝不足連ちゃんが響いてたのか、ぼくはまた寝てしまい、結局起きたのはお昼。 さぽもひろも起きてテレビをみたり洗濯してたり、すでに日曜日がはじまっていた。 く。  ちょっと家でだらだらして、2時すぎ、お昼を食べにでかける。 ひろみつオススメのラーメン屋、ふる里。 ここのラーメンは、麺に有精卵を練りこんであるらしく、最初の人はそのおいしさがわかる塩(あっさり鳥がら)で食べろというひろみつを信じて、普段まちがいなくその店で一番こってりしたものをたのむぼくだが塩を注文。  で、これがうまい!!  スープも麺も、素直な味なんだけどしっかりと旨味があって、とてもおいしいの。 さぽとひろが食べてたみそのこってりした辛いやつももらったんだけど、断然塩がうまかった。 なにやら伝説のラーメンというやつがあるらしく、近いうちに必ず食べにこようと心に誓う。 帰り際によったトイレがとてもきれいで好感度がさらにあがった。 えらい

ところで山形は今日から完全に「春」になった。 こないだ春風がふいて今日から春だなんていってたけど、あれはでたらめで、ほんとは今日から春です。 空気ががらりとかわったんです。 自然の匂いが一気にでてきたのです。 むせかえるような植物や土の匂い。 昨日までほとんど感じられなかったとてもうれしい匂いが山形中をつつんでいるのです。  毎年、これがたまらなく嬉しい!!!  うれしくってうれしくって気が狂ったように気持ちよくなってしまう。 ぼくが今日から春、に気づいたのは6年くらい前で、街中(なか)をりゅうちゃんとゆうへいとウロウロ歩いていたら、昨日とまるで違うすごいうれしい違和感にふと気付き、これはなんだと集中したら、匂い、それに空気の全体的な質感が変わったんだとわかった。 たぶん「山からおりてきた力=サ」が充満しているのだろう、とわかったのはまたそれから2年後くらいで、この「サ」がとどまる木が「サ・クラ」でこれが乱れるのが「サ・ミダレ」でとかいう話はぼくをその後いっそう興奮させ、なんだ? とにかくぼくはそれ以来毎年この日がくるのが楽しみでしょうがない。 とはいえずっと「まだかなまだかな」なんてんじゃなく、意識してないところに急にこの「サ」の充満は訪れるもんだから、喜びもひとしお。 それが今日だった、という話。   で、オーバンでイオン水もらって、OAでipodの在庫がないことに落ち、ひろみつを家におくって、家にかえった。  ぼくがドストタイムに集中しだすと、さぽは前からぼくがしつこくすすめてたナウシカをとうとう読み始めた。 はじめテレビ(鳥インフルエンザ特集)が気になって仕方ないのでイヤホンをして音楽をきいて読んでたんだけど、テレビが消えてさぽも音楽をかけるというのでCDをかすが、それなら普通にスピーカーでならそうぜと、めずらしくトータスの2ndをかける。 ここ数ヶ月、この2ndが急に入ってきた。 こういう車でかけるとつまらないCDが、読書には最適。 リズムがあまりなく、尺が長く、ゆる〜り、ドロ〜ンな曲が、よい。 罪と罰もいよいよ面白くなってきて、こうなると一気に何百ページでもいけてしまう。 さぽの電子辞書のおかげでわからない言葉も簡単に調べられて、しかもジャンプ機能でどんどん波乗りできちゃうもんだから、知的好奇心がどこまでもとまらなくてそもそも本を読んでてことも忘れてしまう。 調べたことを書き留めようとおもってペンがなくて、そこで我に返って助かったが、危うく調べものの暗く深い罠に落ちてしまうところだった。  わからないことを調べるのはほんとに何よりも楽しいことだから、こんな便利なものがあるとやばいね。 猿のオナニーみたいに死ぬまでやっちゃうよ、ほんとに。  ラーメンしかくってなかったので夜中にハラがへり、お好み焼きの残りを食べたら食欲に火がついてしまい、餅を焼いてバターと醤油と豆板醤とコチュジャンで食べ、それでもおさまらないのでクルミをぽりぽり食べて、やっと満足した。 そういえば寝る前に腹一杯にすると腰に悪いらしい。 ぬー。   風呂にはいって、布団にはいって、ど〜れとドストるが、たちまち眠気がおそってきて、ぼくはあっさり負けをみとめてしまった。 負けをみとめる気持ちよさ。 ぬふ。

2004-02-29-SUN

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