No.556 映画休日

今年は映画あたりどしだ。 全部すげーおもせー。 今日は午前中ドッグヴィルを観にいった。 日々、人間にうんざりしてる人にはあまりにも気持ちのいい解答。 ラースもまたラスコーリニコフ的な苦悩をもつひとりか。 明解な解答にはもちろんその自嘲がぷんぷんしていて、そこの罠にひっかかるバカを2重で攻撃している気がする。 そして特徴的なあのセット。 これは意外だったんだけど、あのやりくちがすごい特殊な効果を出す、というよりは、「なんだ、ほんとの景色や場面転換なんかなくたって、普通に映画として観れるもんなんだ」ということにきづかされた。 観ていて、最初はチョークでかかれた壁のしきりや、家の中のシーンで隣の家や村の端まですべて透けて見えてる面白さに意識していたが、次第にそれがあたりまえになってきて、なんというか、小説だってあんな文字の羅列がいつのまにか「ストーリー」としてなんの違和感もなく体験してるような、傍観してるようなことになるけど、あれとにた、実際の風景を必要としない感覚がうまれていって、かえってその余計な情報のないミニマルさが話そのものにより集中できて良いとまで感じさせた。 おもしろい。 月末のイディオッツも楽しみ。

八文字屋でドストの「白痴(新潮)」上下巻を購入。 うきうきで家に帰り、読みながらうとうとしてると、さぽがカサイさんをつれて帰ってきた。 今日はふたり、バイトを抜け出し「スイーツバイキング」に挑んだらしく、帰ってきてからの塩ものへの食らい付きがすごかった。 亀田製菓の「ぶこつ」という醤油がじゅあーっと練りこんであるゴツサクしたおかきが尋常でなく美味しくてびびった。 ほんとに信じられないくらいうまいので、見つけたらず絶対買った方がいいです。 「ぶこつ」。 ミミも気が狂っていました。  で、テレビみながらマターリして、時間がきたので出発。 3人で、「ジョゼと虎と魚たち」を観るために時間つぶしをしてたのでした。  ぼくは今日2度目のフォーラム。 なんてたのしい休日だろう。  ロビーでまっていると会社がえりの今ちゃんもやってきた。 今ちゃんとは前に「さざなみ」の時もあったっけ。  で、ジョゼ。 やばい!!! ものすごくいい!!! さいしょっからさいごまで、もう楽しくて気持ちよくてうれしくて、最高。 ここまで面白いとはおもっていなかった。 ジョゼがとにかく最高で、声、頭の良さ、自分勝手具合、好奇心の質、強さ、弱さ、かわいくないけどかわいいかわいさ、かわいそうな感じの乳首、どこをとっても完璧にぼくの好みどまんなかで、この映画の恋のお話がまるで自分の思いでみたいになってしまいました。 やべー。 ほんとにジョゼやべー。 さぽもカサイさんも最高だっつってもう帰りの車のなかでおおもりあがり。  いやー、今年は映画あたりどしだ。

2004-03-06-SAT

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