No.573 春だし

いや、先週とくらべたらだいぶ人間的な時間に帰れるようになってきた。 まだまだ仕事は山積みで一日中頭フル回転の日々が続くけど、結局苦痛度は相対的な感覚でしかないので先週の記憶が体に残っているうちはずいぶん楽に感じる。 はやく、本当の絶対的なゆとりのある日がこないかしら。  さぽがいまだ復活せず、家にも食べるものが何もなかったので、白痴片手にガストでやっつけ夕食。 最近インスタントものばかり続いてしまったのでどうも腰が痛く、同じまずいにしても保存料まみれのよりはいくらかましだろう、と。  なぜか今月我が家ははやばやと現金が不足してしまったらしく、先週からの夕食代をすべて自腹ではらっているため、もう残り少ない小遣いも底をつきてきた。 なけなしの金でカルボナーラと山盛りポテトフライを頼み、ポテトと水で3時間くらいねばってひさしぶりにすごく集中して白痴が読めた。 やっぱり一回に100ページくらい読めたときってのは、作品のスピード感にシンクロできて面白い。 細読みはぼくはだめだ。 時間がなくて細読みするくらいなら無理して読まないと割り切るべきだと確信した。 もったいない。  シンクロといえば、ドスト作品はなが〜〜い会話シーンが、なんと実際の時間とほぼ同じになるという実験をした人がいた。 つまり、あるシーンの始まりの時刻が7時と説明されていて、そこから台詞をすべて声にだして読んで、時刻が9時だと書いてあるシーンに行くまで、およそ2時間要するというのだ。 すげー。 まあ言葉の違いの差なんてのは大したことないし、そういうときの地の文てのは極端に少ない上にその部分もおよそ同じ時間がかかるのでそんなに影響しない。 ぼくもまさにそのシンクロを体験することができて、ちょっとびびった。 作品中でずっとカットなしで80ページほどぶっ続けのワンシーンがあり、最後の方で「もう11時よ」なんて台詞があって、うわ、2時間もたったんだとおもってリアルの時計をみたらこっちも2時間たっていたのだ。 速読できないぼくは頭の中で音読しているので、結局声に出してよんだ実験と同じ時間だけかかったのだ。 小説でこの感覚は生まれて初めてだったので、かなりびびったと同時に相当気持ちよかった。 カラマーゾフの兄弟では3日間に相当する会話シーンがあるみたいなので(ぶっとうしかどうかはわからない)ある意味楽しみだ。 よくもまああれだけ複雑で難しい人間ひとりひとりの思考とか言い回しとかをあれだけ個別にそれぞれたたせて同時に扱えるもんだ。 化けもんだよ、この人は。 会話のうまさといえば久しぶりに保坂が読みたくなってきた。 白痴読んだら一年越しのカンバセ解禁すっかなー。 でもPS2のドラクエ5も気になってるんだよなー。 こまったなー。 春だし外にもでたいしなー。 時間ねーなー。 会社やめっかなー。 春だしなー。 でもお金ないとなー。

2004-03-23-TUE

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