No.614 くるり

いってまいりました、初くるり!! 最高。   昭和セッションでのライブなので歩いていけるというのがまた最高。 でかけようとすると小雨がぱらついてきて、あちゃーと傘をさしたんだけどもそれもすぐにやんで、つく頃には暑くてTシャツになっていた。 時間が押していてなかなか開場せず、漸く開いてぼくらど真ん中の前から3列目という好位置キープ。 しかし押しつぶされるのは間違いない。 全体的に押していて、この状態で1時間弱待たされ、昨日の外遊びで筋肉痛のけつ筋やら腰やら足全体が痛くなってくる。  で、20分押しでついにくるり登場。 うれしい。 期待通りの気持悪さがとてもかっこいい。  一曲目は「アンテナ」から「黒い扉」。 のっけからのドローンノリがすごく気持ちいい。 長く長くひっぱり、どこまでも終わらなそうな安心感がとてもうれしい。 ライブの醍醐味、原曲にはないフィル、ドラムの変態的展開が次第に現れはじめ、内臓がきゅーーーとなってくる。 岸田のプレイの気持悪さは学生のときに秋山隊長の家でみたビデオで感激していたのですでに知っていた(それにしたってあらためて異常にかっこいい)のだが、マグのドラムがすごい!!!!!!!!  もうね、完全に彼はセックスをしていました。 これはぼくもさぽもそれぞれ確信をもってそう感じておりました。 なんつーか、身に付けたスキルでプロとして演奏しているという感じでは全然なくて、ただ、気持よさにまかせて、その渦にのっかってただひたすらパンパンしている動物。 よだれをダラダラながして、オルガスムスを何度も通り過ぎ、おそらく衣服を汚さないように装着したコンドームの中には水風船のごとく何十回分もの精液がたまり、その重い玉の揺れがまたリズムに微妙なゆらぎを反映させより複雑で聞いたこともないようなリズムが音楽全体に響き、それがぼくらにも響き、予想どおりもみくちゃになった会場ではぼくやさぽのシャツが床に落ち、ぐちゃぐちゃにふみつけられ、となりの人の汗だか自分の汗だかわからないがすれあう肌がちゅるんちゅるんねちょねちょちゅるんちゅるんねちょねちょしはじめ、だれのちんぽだかまんこだかちちだかくちだかわからないいろんな突起や窪みが擦れあい、もう、これは、まぎれもなく、春の大せくーす祭りなのである。 ほんでだれよりもそれを感じ、楽しんでいるのがやはりステージ上の4人であり、だれよりも気持の悪い顔、だれよりも気持悪い動きでせくーすしている。 その副産物として音楽があり、ただの副産物としてはあまりに出来がよく、だからこっちは「せくーすの中に音楽がある」のか、「せくーすと音楽をいったりきたりする」のかという考えをいったりきたりしながらも「せくーすと音楽をいったりきたりする」という方にいっているときにはせくーすと音楽をいったりきたりするという入れ子状の非常に複雑な、しかしそれゆえ異常な快楽をともなうわけのわからない気持よさのなかにいて、いやほんとに、いやほんとにすばらしかった。 すげー。

アンコールがこれまたすごくて、大好きな「バラの花」があまりにもかっこよく、大好きな「東京」があまりにもかっこよく、大好きな「ワンダーフォーゲル」があまりにもかっこよく、さらになんと、ノリにのってしまったマグが、たのむからもう一曲、いや、「もう一発」とちんこギンギンでメンバーに懇願し、最後に予定外にやった「街」がこれまた最高で、さいしょっからさいごまで、楽しすぎた。 ほんとに楽しかった。  うかうかしてられないと、ふたりして、なにかふつふつと、漠然とではあるが、強烈なやる気がわいてきた。   前からほしかったノイズマッカートニー発のライブ会場限定盤、越後屋のデモ盤と、NMコンピを買ってうきうき帰った。  ビールを買って、飲みながら、がら悪くうきうき帰った。 

2004-05-03-MON

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