No.626 初フライフィッシング→福島

朝7時に周一宅に集合して、大谷さんと周一とぼくの3人で作並の管理釣り場へでかける。 今日はうんと楽しみにしてた初フライフィッシング!  キャスティングもほとんど練習できぬまま、とにかくやってみないことには!ということでフライもオッケーという管理釣り場をみつけたのだ。 というか上州屋のおやじに聞いたのだ。  ついてすぐに4時間分の料金を払い、フライ/ルアー用の釣り場へ。 ここはニジマスのみ放流されているエリアで、この釣り場全体は実際の川をネットか柵かで仕切ったタイプのもの。 今回フライに興味をもつまで、こういう管理釣り場というものの存在を知らなかった。 いわゆる四角い釣り堀しかしらなかった。 本格的な渓流の生態系に出来るだけ近づける努力をしている管理釣り場なんてのも世の中にはあるらしい。   さて、フライ用というだけあって、後ろにはある程度スペースがあって(木が覆い尽くすまで距離がある)一応10メートル程度のバックキャスト(後ろにロッドを振ってループをつくる)ができる。 とはいえ、すぐ後ろにもまばらに木は生えていて、しっかり角度を考えないと、どうしても木にラインがぶつかり、バシっという音とともに一瞬でフライは消える。  このバシっとまぎらわしいのがパシンというもうちっと乾いた音で、これはバックキャストからフォーワードキャストに移行するタイミングを間違ったときにでる音で、なんでもタイミングを間違えることでリーダー(太いフライラインの次に繋げるナイロンの細い糸)の先の速度が瞬間的に音速を超えてしまい、その衝撃波かなんかなのだそうだ。 これもその音がした瞬間にフライが消える。 あんな小さい虫を模した毛ばりは地面に落ちたらもう見えない。  さらにぼくら、ほんとにはじめたばっかりなので、ループがきれいにできるレベルに達しておらず、バックキャストの際に高い確率で後ろの地面を釣ってしまい、気付かないうちにティペット(リーダーのさきっちょにさらに繋げる細いナイロン糸)のさきっちょが切れていて、なんか感覚がかわったなとみてみるとフライがなくなっているというのが頻繁にあって、ものすごくへこんででもがんばってなれない手付きでまた新しいフライを結んでさあ!と振るとすぐにまたパチン!といってフライが消えたりで、最初の1時間はほんとひどかった。 なにが恐ろしいって、フライがなくなる(底をつきる)のが一番恐ろしかった。 しかし段々と原因が限定されてきて、もっと高い位置に肘をもってくればいいとか、この角度にだしてれば木にはひっかけないとか、また、キャスティングの練習をかねて何回も無駄にフォルスキャストをしているとライントラブルのもとになるとか、いろいろと気にし始めたらぐっとフライを無くす回数がへって、そうなると面白い。 さすが管理釣り場だけあって、フライさえ適切なものをつかえばどんなに嘘臭いおとしかた(虫っぽくない)をしても食い付きが非常によくて、釣れる釣れる。 何回も釣ってるうちに段々と魚の扱い、針の取り方にも慣れてきて、あわせのタイミングやひっかけかたもちょっとずつわかってきて、ますます面白い。 ライントラブルの度に結びのこつもつかんできた。 もってきたビデオでおたがいのキャスティングを撮影し、それを見て修正するということもした。 ちゃんとやってるつもりでも全然だめなのね。 びっくりするほど手首だけで振っていたり、肘が変にさがっていたり、これはひとりでやってたら間違いなく変な癖がつくわ。  あんまりおもしろいから2時間延長したのだが、時間帯のせいか、ぼくらのめちゃくちゃさに魚がさすがに警戒してきたのか、ぱったりと釣れなくなってしまった。 相変わらず30分に一回はフライを無くし、何匹もつりあげた大好きなニンフを無くしたときはもう泣きそうだ。  最後に駄目もとで自分の後ろの地面を目をこらしてみてみると、意外にも5つもフライを発見!! 昔だれかがひっかけた錆錆のフライも発見! ふさふさした目立つ色のニンフは結構見つかるもんだ。 さすがにドライフライの小さいのは無理だろうけど。 はっきりいって魚を釣ったときよりうれしかった。  ちなみにぼくら、なにも持って帰る準備をしてなかったのですべてリリース。

もりあがってしまい、これはどうしても野生のお魚もみてみたいっつって、時間も丁度夕方でライズが見れるかもしれないっつって馬見ヶ崎川上流へ。 適当に車をとめ、川まで降りていき、川を見るが、魚の気配が全然しない。 ライズもない。 何ケ所か車で移動しては降りていきというのをしているうちにわかったのだが、ここは、ウェーダー無しでは釣りにならない。 というのも川の後ろは大抵すぐに木がかぶさっていて、とてもバックキャストなんてできないからだ。 餌釣りやルアー釣りのキャスティングだったらいけるんだろが、引き出すライン分のスペースを必要とするフライは無理。 どうしても川に入る必要が出てくるわけだ。 ウェーダーきて本格的にやるのはまだ先だろうと感覚的に勝手に感じていたが、そうではなく、ウェーダーがなきゃやりようがなかったわけだ。 途中会った若い男女がウェーダーきてガンガン川にはいっていくのがとてもうらやましかった。 流れに対して垂直に振れば、どんな狭いとこでも振れちゃうもんなー。  遠くのカタという落ち込み直前のところでライズを発見し、モチベーションを上げた状態で帰る。 確かに「いる」。

さぽからの電話で急遽福島へいくことに。 ほんとは明日福島美術館にいくという予定だったんだけど、さぽの家では今日きて泊まるとおもっていたらしく、それならいきましょうぜ!とノリノリで高速で1時間。  公一先生がうんとうまいカツオのたたきを作ってくれて、それでビール(ドライと黒エビスのハーフ&ハーフ)と奥の松という超贅沢。 カツオのたたきはふつう冷やさないと美味しくないのだが、このカツオは臭くないだかで、炙ってあったかいうちに食べるのがうまいんだといってだされたカツオのうまいこと!!!!!! ぼくもさぽも感動してがっついた。 ほんとにうまい。 牛のステーキなんかよりもはるかに「肉」らしいうまみなの。 ほんで皮が最高にうまいの。 うー、よだれがでてきた。  最近酒を飲むとすぐに眠くなる。 今日も例にもれずごちそうさましてグーン(マッサージ椅子)してたらこっくりこっくりはじまってしまったので、すぐに上にいって寝た。 福島にくるといつもこういう寝方になってしまう、最近。 じゃあそろそろ寝るかといって誰よりも後にねてみたい。 しかも最後に漫画などちょろりとみながら、ん、眠くなったな、なんていって枕元に漫画を置いて、紐ひっぱって、すう。と。

2004-05-15-SAT

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