No.634 ジオスパーティ

4時に起きたらサラサラと雨がふっていて、相談の結果今日は断念。 水量が増えた川はあぶないし、なにより雨の中じゃ楽しくない。  で、今日はもうひとつビッグイベントが。 ドムにかわってジオスにやってきたマーカスの歓迎会と、千葉さん(マネージャー)のお別れ会である。 ジオスはこういう集まりに生徒の近親者も歓迎してくれるので、今回はぼくもいってみることにした。 なにせ飲み放題。 5時すぎにジオスに集合して、すぐ近くの「花の種」へ。 4,50人が貸し切りの店内にちらばり、適当にテーブルについてなんとなくグループができていく。 となりのグループに座ったマーカスは、腰履き(適度な)のジーンズに大好きなバンドのロゴTというカジュアルな格好で、ドムとはある意味対照的。 22才と若く、目がくりくりしててうんとかわいい顔をしている。 さすがにマーカスグループはハイレベルクラスの人がかたまり、流ちょうなイングリッシュでの会話が交わされている。 うらやますい。  ぼくらのテーブルはぼくとさぽとアダルトたかゆきとえりちゃんとはじめて会う山大の女の子とたかちゃんの6人。 30分ぐらいごちゃごちゃしてて、で、ようやく乾杯。 酒がはいると俄然楽しくなってきた。 ところで千葉さんのお別れ会でもあるこのパーティー、千葉さんはどうもここのところ体調を崩しているらしく、顔にうんと痛々しいヘルペスができてしまい、こういうのは甘くみるととても危険なので実家に帰ってきちんと治すということで、ジオスのシステム上(?)社宅に次のマネージャーがはいるので千葉さんは早急に引っ越さなきゃいけないみたいで、とりあえず順番として山形校はやめるしかないのだとおもう。 みんな千葉さんが大好きだったので、すごく残念がっていた。 ぼくもさぽもとてもとても残念で、残念なおもいを馬の絵で表したお手紙をかいたのだけど、ちゃんす先生こともあろうに忘れてきやがった。 後送で。  きよこ先生が各テーブルになにやら紙とペンを配りはじめる。 なんでも、グループごとに「マーカス・サッコ」に漢字を当てはめて、本人が気に入ったものを採用する(そういえば何にだ?)というゲームで、当て字の漢字とみんなの名前を書いた絵はがきをそのままマーカスにあげるのだそうで、きよこ先生は実にうまいことを考えるもんだと感心。 この場の間ももつし、生徒間、生徒マーカス間のコミュニケーションもスムーズにはかれるとてもいいイベントだ。 いつも授業のアイディアを考えているからそういうところが鍛えられてるんだろうなー。  ぼくらの班(自動的にテーブルが班になった)は、考え抜いたあげく、ただの暴走族風当て字ではサブいだろうということで、ちっと謎かけ風に、「マーカス→負かす→勝」ということで、勝をマーカスと読ませることにした。 で、サッコは、さぽの「幸子」で「さっこ」がかわいいんじゃないかということで、「勝幸子」になりかけたんだけど、どうも彼はヘビーなロックが好きで、男らしさにこだわるらしく、「でしょ」じゃなくて「だろ」で日本語を覚えていきたいような噂が聞こえてきたもんだから、急遽「幸子→幸虎」に変更。 最終的には「勝幸虎」。 なんて力強く男らしくポジティブな漢字たち! イメージはメスの奪いあいに勝った虎が激しくパンパンという絵。 うまいことその絵をかきたかったんだけど、どうも書けそうな気がしなかったので、こういときに最強な「一番絵が描けない人」に無理矢理虎の絵を描いてもらおうということでえりちゃんに虎の顔と手を描いてもらい、その脇にさりげなくペニスの先も書き加えておいた。   審査。    きよこ先生にパンパンのイメージ、ストーリーをおおかた伝えてもらい、横にそえてある絵はペニスだというところだけは自分で伝える。 この瞬間ぼくらの班の勝利がきまった。 マーカスはもうペニスが気になってしょうがない。 どの漢字がペニスなんだ?なんて言っていまいちよくわかってないのだが、しかしもうマーカスはぼくらの邪道な罠にすっかりはまってしまい、結局「勝幸虎」が選ばれた。 やた! 商品はきよこ先生お手製(?)クッキー。 やた! 下ネタと手品と音楽はどこにいっても通用する。 異文化にすっととけ込むには下ネタが一番である。 ぼくは下ネタが大好きだ。 ぼくは下ネタを愛する。 嗚呼、見ろ、下ネタというやつには「いやらしさ」のかけらもないじゃあないか!

その後もいろんな人と話ができてとてもたのしかった。 看護婦のゆみちゃん、医大生のだいちゃん(うちに下宿してた重治くんの後輩で、一度ビリヤード場でぼくと会ったことがあるらしい!)、なんだかあやしい井上さんに、とてもあやしいはじめさん、どうも気になる顔のマコリッシュに、変態じゅんこさん、みんな一様に「キモイ」。 ジオスのひとたち、なにがいいって、みんなかなり高いレベルで「キモイ」のだ。  この共通の気持ちよさは(気持ち悪いがゆえに気持ちいい→神の子が死んだということはありえないがゆえに疑いがない事実であり、葬られた後に復活したというのは信じられないがゆえに確実である)なんだろうと考えたとき、みんな何にも「のっかてない」んだなーとおもった。 社会的には堅実な生活をしていても、精神的にかなりアウトローなんだわ、みんな。 そういう傾向の人らが、自然と外国語を学ばなくちゃいけないと感じるという流れは、考えてみればすごく自然なことであって納得がいく。 ほんとに話してて楽しい。 単純にみんな回転がはやくていろんなこと知ってて気持ちいい。  こういう人らをみると、社会的にアウトローで精神的にべったべたステレオタイプな似非かっこぶーたちのなんと気の毒なことかと思う。 あんまり楽しいもんだから、ぼくもさぽもぜひ2次会にいきたくって、きよこ先生のかばんから今日の集金を盗み出し、その金で2次会参加。 メンバーはゆみちゃん、井上さん、はじめさん、マコリッシュ、じゅんこさんにぼくとさぽ、そしてマーカス。  2次会もかなりおもしろかったんだけど、もうかき疲れたのでかえりまつ。

2004-05-23-SUN

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送