No.643 みえづらかっただけで

釣りがしたい! したいしたいしたい! 欲求不満だ。 こんなにいつ何時も釣りのことが頭にあるのにいまだまともにできていないというふがいなさ。 公務員いいなー。 毎日夕まずめ狙えんじゃん。 いいなーー。  釣りがしたいがためにフリーになって生活時間を操作するってのもいいなー。 でかい仕事ガツンと片づけて1ヶ月釣りと湯治の旅、なんて。  そう、さぽが干し野菜をつくりましたよ。 大根細く切って、干してこりこりにして、ぴりりとした味つけて。 うまい。 どんどんどんつくって欲しい。 トマトもレタスも納豆も豚肉も牛乳も、どんどんどん干してくれたらいい。  あと、ほんとに関係ないんだけど、ついにぼく、ゲジゲジも克服したみたい。 かまどうまとゲジゲジがやたら恐ろしくて、他の虫は全部愛しているのにどうしてもこの2種が苦手だったんだけど、昨年かまどうまを克服して、先日ゲジゲジも全然平気になった。 きっかけがあったわけでもなく、ふと、「あ、おれ、いまこのときからゲジゲジ平気だわ」という感じ。 結局虫がこわいとかホヤがくえないとか、ああいった生命に関係ない「きらい」は未熟とか偏りでしかないんだよ、きっと。 なんか年々なんでもかんでも好きになっていくもん。 けっきょく「言葉」に支配されてるんだ。 「こわい」とか「きもちわるい」てのも物事を一方向からしかみれない子供の幻想で、世界をわかればわかるだけ、「こわい」も「きもちわるい」も分解すりゃたくさんの「すてき」や「かっこいい」や「きもちいい」や「うれしい」なんかの集まりだとわかる。 こまかくて複雑で見えづらかっただけで。 

2004-06-01-TUE

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