No.645 帽子

定時、掃除を終え、遊人に電話してキャップの入荷を確認。 会社から遊人までは案外近く(1kmないんじゃないかな?)まだ1時間はやってるというので会社を抜け出して歩いていくことにした(今日は会社にあるいてきた)。 早足でさっさか歩くと10分くらいで到着。 なんだ、ほんとに近いんじゃん。 さっそくおっちゃんは入荷したての白いパタゴニアのキャップを持ってきてくれた。 うんとかわいい。 こないだは気づけなかったが、実は反射しないようにつばのウラが黒くなってて感激。 一番汗を吸う内側のふちの部分には、透湿性の高そうなちょっとかわった素材が帯状に折り返してある。 さすが。 髪をうんと短くしてから、浅めのキャップが異常に似合うようになったことに気づき、ずっと形のいいのがないか探してて、ついにこのパタゴニアのフライ用(一応サイトではフライのカテゴリにあるので)つば付きキャップに巡り会った。 かぶったときのつばの湾曲がものすごくいい形で、ほんとーにうれしい。 フライの話がしたくて、「店がおわったら毎日これですか?」と手をキャスティングの振りの形で動かすと、「ああ、いがねいがね。 サラリーマンの時はいったけど最近はいがね。 ほんとは夕まずめで釣れるんだげどな」と、ちっとエンジンがかかったみたいだった。 ぼくがこないだキャスティングに悩んでたことを覚えててくれて、「練習してんだが?」と聞いてくれたので、ここぞとばかりにいろんな疑問を投げつけた。 予想通り的確で気持ちよいアドバイスがかえってくるからうれしい。 このおっちゃんは言い方とか態度がそっけないんだけど、皮をはいだらすごく人なつこい人で、こっちが触れなきゃあちらからは絶対に話してはこないんだけど、こっちがなつくとすごく誠実に相手をしてくれる、ひさおっちゃん系の切れる照れ屋なのだ、とおもう。 ぼく、こういう人大好き。  ウェーダーのことや、いろんなことを質問して、10分くらいとても楽しくて有意義な時間を過ごせた。 ほんとはお師匠になって欲しいんだけど、ぼくが好きなタイプの人はお師匠なんかあほらしくて面倒で恥ずかしくてやってくれるはずもなく、その気持ちがとてもよく分かるだけに頼むわけにもいかず、「勘違い」とか「自分勝手」とか、そういう要素がないとなんでも自分自身でやっていくことになるんだなぁとつくづく実感。 この要素がやたら多い人がいわゆる「営業向き」なんだよね。 「厚顔無恥」「他力本願」が、社会では実にすばらしい潤滑油として美しく機能するんだ。 これなくして社会発展はありえない、ということを身をもって学んだな、この数年で。 でも、これから来る度にその時その時の新しい具体的な疑問を、生身の熟練者に聞けるというのはほんとに嬉しいことだ。 めぐまれている。 山大前の専門店の主人とも仲良しになりたいなー。 なにせ猫好き。

2004-06-03-THU

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