No.657 1600円

なんか非常にいらつく。 はいってくるもの全部むかつくかんじ。 まあきっかけがないわけでもないけど、体の変な感じも影響してるのか、いろいろが神経にさわる。 こういうときは無理に押さえ込まないで流れのままに伸び伸びとむかついて、不敵な態度で全部に唾はくようにしてたほうがいいんじゃないかしら。 ぼくはそのほうが健康的でいいとおもう。 今日はちゃんす先生、干し野菜をたんまりこさえた。 トマトにいんげんにじゃがいもににだいこんにきゅうりにズッキーニ。 うめーよ、干し野菜。 すげーよ、干し野菜。 6時間ぐらい天日干ししなきゃなので、準備段階も考えたら一日中かかったっつーもんで、さぽはしきりに「店で出したらこのひとさらだけで1600円だわさ」といっていた。 さぽはほんとになんども、「店で出したらひとさらだけで1600円だわさ」といっていた。 ちょっと時間がたって、忘れた頃に思い出したようにさぽは「これ店で出したらひとさらで1600円だわさ」といっていた。  干しきゅうりと肉を酒と醤油で焼いたやつが抜群にうまかった。 おそらく1600円になるのはこのひとさらか?  カラマーゾフの家系は、卑しさを自覚しつつとことんその卑しい道に落ちていく美意識にすっかりやられてしまう血筋で、今、親父と長男がえぐい。 修道院に身を捧げた天使のような3男アリョーシャさえ、その血を自覚している。 どんな世界に連れて行ってくれるのか、読み終わるときぼくはどこに着地するのか、いまから死にそうにドキドキする。 こんな気持ち悪い作家みたことねー。 野生の変態だ。 考えお化けの王様だ。

2004-06-15-TUE

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