No.670 ジョアン

なにげなく「ほぼ日」を見たら、ボサノバをつくった男。なる新連載が。 まさかとおもってクリックすれば、ほんとにジョアン・ジルベルトネタ。 うれちい。 ぼくは昔偶然見たドキュメンタリー番組でジョアンのことを知って以来、この人の音楽はもちろん、人間が大好きになってしまい、しかも全然関係ないような大好きな音楽のジャンルの情報を探っているときに、みんなが「三月の水」というアルバムを大絶賛しているからなんだろうとおもって調べたらそれがジョアンで、こんなところでも評価が高いんだとあらためて感心して当然買ったそのアルバム(ジョアンのギターと唄と、ハイハットのみ)はほんとにすばらしい出来で、あまりうれしくて一曲まるまるポルトガル語で唄えるようになったくらいで、しかしそれなのになぜかぼくは勝手にジョアンはとっくに死んでしまった伝説の人だとすっかり思いこんでいて、昨年日本に来ると雑誌で見たときはこっちが死んでしまうくらい驚いて、こんな表舞台をさける人が日本にきてやるなんて!というか現役だなんて!ととにかく何重にも驚いて、でも驚いた割には盛り上がってチケットを獲ることもせず(まあ去年はクソみたいな仕事のせいでそれどころじゃなかったけど)、日本でやったことなんかもすっかり忘れていたのだけど、ところがこのコンテンツを見て、ジョアンの人柄がうかがえる文章もだけどなによりスーツ姿のこのステキすぎるじいちゃんの「姿」を見て、急激にぼくは一気に心の全部を鷲づかみに持っていかれてしまって、なんでかしらないけど涙腺がゆるんで、胸がいっぱいになってしまった。 レイチャールズを生で見たときの、「あんまりにもレベルがちがいすぎる、ずざまじい生物を見た」という圧倒的な感じともちょっと違う、なにかひどく感傷的な気持ちに支配されたの。 ほんですぐになんでこんなとんでもないライブに自分はいかなかったのだろかという強烈な後悔が一気に押し寄せ、で、すぐにDVD発売の可能性ありの情報に心躍り、ライブCDの存在をしり即注文し、そして極めつけ、なんと!今年もやってくるというじゃありませんか!!!! これは、なにがなんでもいかなくては!! 生で、ジョアンの唄が、ギターが聴けるなんていうとんでもないチャンスを、みすみす逃すことなんてできるはずがないじゃないか!  つーことで、チケットはすばらしい値段だけど、今年こそ絶対に、たとえ一人でも行くぞと心に決め、そのむねさぽに話すと、なんとさぽも実はジョアンは大好きだそうで、大学のときにけいこちゃんに借りたCDを休日にかけては心をもっていかれてたことなど話してくれて、そんなら何も迷うことはない、今年のボーナスはすべて音楽に使ってしまおうじゃないか! マイスパレード、HIM、ジョアン、モリコーネ! なんつー年だ。 すでに矢野とくるりもいったんだなー、そういえば。 金は極力いらないとはいっても、どうしても聞きたい音楽を聴きに行けるくらいの財力は必要だなー。 遠くの才能に対する対価がマネーでしかかえせない以上、お金とは縁をきれないなー。

2004-06-28-MON

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